もう一つ平河エリ氏のツイートより。
そうでもないですよ。気候変動の影響は貧しく治水の出来ていない地域ほど大きく受けます。東京で大規模水害が起こる可能性は他の都市よりもずっと低い。
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月15日
ジェンダーに関しても、そもそも非正規率や貧困率は女性の方が高いです。 https://t.co/a6wAK8W4Jr
その東京も、確かに他の自治体よりは大規模水害が起こる可能性は低いかもしれないけど、城東ゼロメートル地帯の住民にとっては気候変動は決して他人事じゃないですよ。現に一昨年(2019年)の台風19号で荒川(放水路)が持ちこたえたのは、埼玉県に設けられた「彩湖(さいこ)」という遊水池のおかげだったという話がありました。でもさらに気候変動が激しくなれば、いつか荒川放水路から溢水する事態が起きないとも限りません。
平河氏のレス元のツイートにある「豊かな国の都市に住む人の発想だなあ」という言葉には、強い反感しか持ちません。正常性バイアスにとらわれているだけなんでしょうけどね。
去年と今年はコロナで山に行く気にもなりませんでしたけど、ここ数年は季節が逆戻りしたり先に進みすぎたりする傾向が顕著ですよね。「梅雨明け十日」だとか、10月上旬頃にやはり安定した晴天がしばらく続く時期もなくなり、気候変動が実生活に与える影響を体感する時代になってしまった、というたいへんな危機感を持っています。
初老の私でさえそうなのだから、若い人たちにとってはもっと大変でしょう。「終活」をうたっておられる元ツイートの方はあまり気にならないのかもしれませんが、少しは後の世に生きる人たちのことを考えた方が良いと思います。