kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

維新の税制改革は「フラットタックス化」が大問題。これで「格差是正」なんかできるはずがない

 平河エリ氏よ、そのツイートは甘いよ!!!

 

 

 そんなに意外ですかね。

 「フラットタックス導入」ってのが維新の政策のミソですよ。つまり金融所得を総合課税化する代わりに、所得税の累進制をなくしてフラットタックス(定率課税)にしようというのが維新の狙いです。

 金融所得なんか言ってみれば不労所得ですから「(金融所得の)総合課税化とフラットタックス導入を含む税制改革」というのは、維新のイデオロギーである「頑張った者が報われる」という市場原理主義*1新自由主義の精神を体現したような公約だと思います。

 私も金融所得の総合課税化には大賛成ですが、維新が掲げるフラットタックス導入には絶対反対です。フラットタックス化なんかをやったら、「格差是正」どころか格差はますます広がります。維新の公約が実現すれば、超富裕層には痛手かもしれませんが低所得層にも間違いなく痛手になります。まあ維新を支持するボリューム層(大阪や阪神間のサラリーマンなど)には大いに受けそうですが。

 なお、税制のフラットタックス化は、2012年の衆院選の時にも維新は言っていたと記憶します。

*1:新自由主義にはもう一つ大きな流れがあって、それは国の財政を私物化して自らと近い関係の者や政治勢力に傾斜配分するという、安倍晋三が得意としたやり方だ。市場原理主義系とは「社会の再階級化を目指す」点が共通している。「新自由主義」は、この「社会の再階級化」を目指すイデオロギーだと定義される。