平河エリ氏よ、そのツイートは甘いよ!!!
「高額所得者ほど総所得に占める金融所得の割合が高く、所得税負担率に逆累進性が働いている現状を改善し、総合課税化とフラットタックス導入を含む税制改革により課税の適正化・格差是正を図ります」
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月15日
こちらの政策、どこの政党だと思います?
実は維新の政策!総合課税が乗ってるのが意外でした。
そんなに意外ですかね。
「フラットタックス導入」ってのが維新の政策のミソですよ。つまり金融所得を総合課税化する代わりに、所得税の累進制をなくしてフラットタックス(定率課税)にしようというのが維新の狙いです。
金融所得なんか言ってみれば不労所得ですから「(金融所得の)総合課税化とフラットタックス導入を含む税制改革」というのは、維新のイデオロギーである「頑張った者が報われる」という市場原理主義系*1新自由主義の精神を体現したような公約だと思います。
私も金融所得の総合課税化には大賛成ですが、維新が掲げるフラットタックス導入には絶対反対です。フラットタックス化なんかをやったら、「格差是正」どころか格差はますます広がります。維新の公約が実現すれば、超富裕層には痛手かもしれませんが低所得層にも間違いなく痛手になります。まあ維新を支持するボリューム層(大阪や阪神間のサラリーマンなど)には大いに受けそうですが。
なお、税制のフラットタックス化は、2012年の衆院選の時にも維新は言っていたと記憶します。