再び平河エリ氏のツイートより。
小選挙区比例代表並立制の矛盾が出てきているのだろうなと思います。
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年10月31日
小選挙区で勝負になるためには選挙前に交渉が必要。他方で、それを続けていくと比例でしぼんでいく。
それはいえる。「野党共闘」に参加する各党が選挙区での候補を一本化すると、比例の得票率が落ちる。ここに「野党共闘」戦術の落とし穴がある。
必要なのは、小選挙区比例代表並立制自体を捨て去ることだ。たとえ第二党であっても野党には(政権交代を起こさない限り、あるいは第一党と同程度の地力を持たない限り)不利な制度なのだ。
この制度や「野党共闘」に執念を燃やしていた小沢一郎が選挙区で敗れたのは象徴的なできごとだ。
野党は選挙制度の再改変で合意し、「共闘」はそれが実現するまでの時限的な戦術だと割り切るべきだ。