kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

社民党員のまことん氏、野党共闘が「社民党には本当にメリットがあるのか」と問題提起

 社民党員から見た衆院選の結果と「野党共闘」について。まことん氏のツイートより。

 

 

 

 

 

 引用した最後のツイートの指摘は本当にその通りなんだよなあ。

 私は今回比例票を社民に入れたのだが、それは突然「野党共闘」の候補者を大田区から持ってこられたためであって、選挙区ではその井戸まさえ(正枝)候補に投票したが、比例票は立民と共産に抗議する意味を込めて社民党に入れた。今回増えたらしい社民の票には、こういう有権者の一票もある。ちなみに私は数か月前には、民民に一時すり寄った福島瑞穂に腹を立て、社民党には入れてやらないとブログで宣言までしていたのだった。

 しかし、社民党のように得票力が(今回は別として)すっかり落ちてしまった政党にとっては、まことん氏が示唆する通り「野党共闘」に参加するメリットは何もないといっても過言ではないだろう。

 「共闘」はwin-winでなければ成り立たない。小選挙区制のせいで自民と立民の議席数には大差がついたが、まさにその同じ小選挙区制のせいで立民と他の野党の議席数にも大差がついた。

 これをいかにwin-winにするか。その回答は、少なくとも「野党共闘」の長期目標として政治制度の再改変を掲げることしかないと考える。渡辺輝人弁護士は「選挙制度改変の議論には意味がない」と仰るが、少なくとも長期的な目標として掲げない限り、毎回こんな努力をして徒労に終わるのかということになる。

 

 

 まあ選挙の総括にならないというのはその通りだが。

 あと、特に自称中道だの民主・民進系右派だのオザシンだの、あるいは民主・民進系の「リベラル」派においてさえも選挙制度再改変の話を嫌がる向きが非常に多いが、そういう人たちには、上記一連のツイートでまことん氏が提起しているような、たとえば社民党のような得票率が落ち切った(失礼! しかし同党はこれまでの長期低落に対する総括が全くできていないと私は思う)政党に対して、どのような見返りを提供できるというのだろうか。その案を示す必要がある。それができないのなら彼らは「下駄の雪は踏みつけにしてやれば良いだけ」と思っているとみなすほかない。