武蔵野市条例案否決を導いた長島昭久と否決後の玉木雄一郎の妄言は「遅れてきた右派排外主義政治家」どもが元からの右翼(極右)政治家たちよりもよほど過激で悪質であることを示すものだとしか言いようがない。エピゴーネン(追随者)が本家本元より過激であることは多くの分野で見られる現象だ。
長島や玉木は2か月前の衆院選での立憲民主党と共産党の敗北がよほどうれしくてたまらないのだろう。しかし今回の悪乗りは確実に彼ら自身の今後の政治生命にダメージを与えている。「人を呪わば穴二つ」というやつだ。長島は既に自民党の泡沫議員になっているが、曲がりなりにも野党の党首である玉木が今後受けるであろうしっぺ返しはかなり深刻なものとなろう。
平河エリ氏のツイートより。
あまり話題になっていませんが、現職大臣が「外国人の人権について憲法上どうするのか議論すべき」などと発言すれば、おそらく大問題になるはず。
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) 2021年12月21日
ご本人としての発言の趣旨はあるのでしょうが、公党の党首としてはありえない発言だと思いますよ。https://t.co/yVtVc7coOd
この件に関して、朝日新聞・南彰記者のツイートからリンクされた毎日新聞のサイトの画像は、長島昭久の煽動の罪深さを強く思い知らせるものだ。
政権与党の議員と「排外主義」が隣り合わせになっている実態を映し出した毎日新聞取材班の動画「ヘイトスピーチに襲われた街」
— 南 彰 / MINAMI Akira (@MINAMIAKIRA55) 2021年12月21日
師岡弁護士「法相なり首相が批判するべき。明確にヘイトスピーチ解消法にあたる発言がある。こんなことは許されないということを述べるのが任務」https://t.co/wTKt9dbjJh
動画の中で師岡康子弁護士が「法相なり首相が批判するべき」と言ったと南記者は書いているが、同弁護士は法相と首相に加えて「東京都知事」も挙げていた。小池百合子もまたヘイトスピーチに加担する側の人間であることを想起されたい。
小池知事、5年連続で関東大震災の朝鮮人犠牲者への追悼文送らず 式典実行委が都に抗議声明
2021年8月24日 06時40分
九月一日に墨田区・横網町公園で催される、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典の実行委員会は二十三日、小池百合子知事が今年も式典に追悼文を送らないことが分かったとして、都に抗議声明を出した。知事の追悼文取りやめは五年連続となる。
追悼式典は一九七四年に始まり、毎年、歴代の都知事が追悼文を送ってきた。小池知事は就任二年目の二〇一七年から「都慰霊協会が営む大法要で全ての震災犠牲者を追悼している」として、個々の式典への送付を取りやめている。実行委は追悼文を送るよう知事側に要請したが、「送らない」との返答があったという。
この日、都庁で会見した実行委の宮川泰彦委員長(80)は「民族的な差別意識などで虐殺された人は自然災害の犠牲者とひとくくりにせず、二度と同じ過ちを繰り返さない姿勢を示してほしい」と訴えた。実行委から抗議声明を受け取った都の担当者は「知事に速やかに伝えるが、都の方針は変わらない」としている。
追悼式典は午前十一時に開会。新型コロナウイルス対策のため、昨年と同様に行事をオンライン配信する。(小倉貞俊)
(東京新聞より)
小池百合子も日本新党という保守系野党から出発した人間だ。そのせいか、括弧付きの「リベラル」(または都会保守)から妙にウケが良い。2017年に民進党代表に就任した蓮舫は就任早々小池にすり寄り、それに某ブロガーが「ちょっとワクワクした」ことが苦々しく思い出される。その小池が引き起こしたのが「希望の党」騒動だった。この時割を食った長島や玉木たちが今「悪目立ち」をしている。腹が立ってならない。
玉木雄一郎の人権意識やばいし、また希望の党みたいなことするよあれ
— 歌猫いろは (@kanekoiroha) 2021年12月21日
山岸飛鳥に代表されるオザシンやオザシン系「ヤマシン」たちがひところずいぶん玉木雄一郎を持ち上げていたが、今彼らはどういうことを呟いているのだろうか。見に行く気も起きないが。
非自民系から出発した右翼政治家たちがいかに罪深いかを痛感させる年末だ。