衆院選やスワローズの20年ぶり日本一で記事を書きまくった10月、11月とは打って変わって、仕事に追われた上に記事を書く気が起きることが減り、維新だの長島昭久や玉木雄一郎ら悪目立ちだのばかりが目立つろくでもない12月になった。
とりわけろくでもないのが玉木だ。立民代表選での泉健太の当選に憮然としていたのは、やはり自分と立場の近い人間が自分の党より大きな政党の代表になったのが気に食わなかったことが理由なんだろうなと納得させる「右指向」の言葉を繰り出しては批判を浴びるようになった。
下記記事にいただいたコメントより。
維新とつるみたがる政党や政治家が「反緊縮」なわけないですよね。
前の記事では引用しなかったと思うが、玉木が発したツイートも厳しく批判されている。
このツイート、あれだけ批判されたのにまだ削除・撤回していないのか。国際人権法を全否定するネオナチ政党に舵を切ったということだな。 https://t.co/wGzKYPjMOj
— kazukazu88 (@kazukazu881) 2021年12月24日
国民民主党(民民)はもはや与党でも野党でもない「ゆ党」を通り越して、排外主義系極右政党になったと言っても過言ではないのではないか。民民全体がそうなのかは知らないが、少なくとも今回の件に関する玉木はそうだ。
もっとも、玉木は無定見の人間だとの批評もある。
玉木雄一郎、すごいな(←褒めてない)。別人?
— 西山 けん@なんだな (@nishikennandana) 2021年12月26日
三橋貴明の前では、岸田政権は緊縮だと批評し、規制緩和と自由貿易への懐疑と経済的ナショナリズムを説く。
倉山満の前では、岸田政権は社会主義だと批評し、規制緩和と民間活力を説く。
はっきり言って、八方美人の典型。全く信用できない男。 pic.twitter.com/PC3rYnfoRE
玉木が全く信用ならず、政党の党首にふさわしくない人間であることは確かだ。
私は立民代表の泉健太も大嫌いだし評価しないが、武蔵野市の条例案に対しては「反対する理由がない」として賛意を表明していた。これが玉木と泉の2人の「もともとの資質の違い」なのか、野党第一党とそれに対抗して「敵の敵は味方」として与党を助ける傾きを持ちやすい立場の政党という、両党の立ち位置の違いからくるものかはわからない。
結果的に、自公与党の勝利に終わり、その少し前には安倍や菅(義)といった猛毒の指導者と比較するとやや毒性の弱い総理大臣(岸田文雄)に代わったことに加えて、立民代表選を戦った他の3人の政治家と比較すると「右からの」逆風を受けにくい泉が代表になったことが、玉木を焦らせて妄言に走りやすく状況になったとはいえるだろう。もっとも、自民と立民の立ち位置が衆院選前より近くなった現状は、それだけ日本の政治に「全体主義化」のリスクが高まったともいえるわけで、来年以降は有害無益ではあるが影響力が小さくつまらない玉木なんかよりもそちらの方に警戒の目を向けていくべきなのだろう。
消費税等をネタに"反緊縮"で玉木を持ち上げる自称中道が一時やたら声上げてましたが、ああいう層が本音で望んでるのはこっち方向でしょうね、さもなければ共産の方が遥かに反消費税で反緊縮ですもの。
民民が反緊縮でない証拠は直近に維新と歩調を合わせた提言で露骨に出ています。「議員定数削減」と、例の文通費。
どちらも国民に資する政治を行う支出を削っていこうという、典型的な"小さな政府"志向。
そんなんド真中で緊縮派でしょう。