kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東京都の新型コロナウイルス感染症検査が「サチり始めている」様子がグラフに可視化されていた

 本記事は先ほど公開した下記記事の関連記事。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 記事を公開したあと東京都の新型コロナ特設サイト*1を見に行ったら、検査数がサチり始めている様子がグラフに可視化されていた。以下にそのハードコピーを示す。

 

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 今年初めから検査人数を増やし続けているのに陽性率が上がり続けているが、これは感染の拡大に検査が追いついていないことを示す。とはいえ指数関数的な感染の増加にはとうてい追いつかないながらも検査人数は一次関数的に増え続けていた。しかし、ついにここ数日前から検査人数の増加の割合が鈍り始めている。つまり検査がサチり始めている。

 一次関数的に検査人数を増やしていっても指数関数的に増える感染者の増加に追いつかないことは陽性率が増え続けていることから明らかだが、都の検査はもはや一次関数的に増やすこともできなくなり始めているといえる。

 今後の東京都の陽性者数は、実際の増え方よりもみかけ上少なくなることは間違いない。従って、今後の新規陽性者数は、確実な減少が始まるまでの間は参考値にとどまるとみるしかない。今後は無作為抽出によるデータから感染者数の推定を行うべきだろう。もちろんこれは現行の検査を置き換えるようなものでは全くない。そこは誤解なきよう。

 イギリスでも検査数がキャパを超えて、無作為抽出による感染者数増減の推定を行ったらしい。

 

 

 日本というか自民党政権で懸念されるのは、安倍晋三政権時代に公文書を隠蔽どころか廃棄してしまったように、データ自体をとらなくなってしまうことだ。つまり新型コロナウイルス感染症自体をなかったことにしてしまう。そんなことをやりかねないと思ってしまう。

 日本国民が2018年以来大問題になった安倍政権の公文書問題を不問に付す選挙結果を与えてしまったのは本当に本当に大きな痛恨事だった。後世の史家に、「21世紀初め頃の2010年代から20年代初頭にかけての日本は、暗君・安倍晋三の放恣を許した暗黒時代だった」と記述されることは間違いない。