昨日(2/23)は天皇誕生日で、今日発表のコロナ新規陽性者数は休日効果で少なくなるため、昨日までの対数グラフを以下に示す。データはNHK*1による。
ご覧の通り新規陽性者数がピークアウトしたとはいっても非常にゆっくりだが、その際大の理由は検査の飽和(理工系のスラングで「サチっている」という)であることは疑う余地がない。死亡者数はピークに近づきつつある。死亡者数の7日間移動平均値は2/23の数値が229人。なお大阪府のデータによると、死亡者の6割強がコロナを直接の死因としたもの、3割弱がコロナ関連死で、よく「コロナはただの風邪」論者が大騒ぎしているコロナと関係ない死亡はせいぜい1割程度しかないようだ。
検査数が足りない影響で見掛けの死亡率が急上昇している。2/23の時点で0.141%になった。昨日も49人の死亡者が発表された大阪府の見掛けの致死率は0.165%になった。大阪が全国で何番目かは知らないし、そんなことはどうでも良い。
なお弊ブログでは昨年12月1日以降の陽性者数を分母、今年1月1日以降の死亡者数を分子にとって計算している。
コロナ関係のニュースのヤフコメを見ると、初動によって全体の論調が決まる現象が見られる。大阪の死亡者が多いニュースに初めの頃につくコメントが吉村批判・維新批判のものである場合に限り、コメントの大半が吉村や維新の批判で埋め尽くされ、吉村や維新を擁護するコメントに親指を下向きにしたマークが圧倒的多数を占める例が見られるようになった。
初動によって作られた惰性力で世論が決まる傾向は、何もヤフコメに限らずもっと大規模に見られる。その典型的な例が、昨年10月31日の衆議院選挙を境に、それまでさんざん批判され、地方選挙でも負け続けていた自民党が盛り返し、それ以上に選挙で議席を大きく増やした維新への政党支持率が「高止まり」している現象だ。前者には野党の問題もあるが、後者、つまり維新人気の高止まりはひたすら有害無益なだけであり、これこそ絶対に減衰させなければならない。
弊ブログは今後も、粘り強く「維新主要打撃論」の立場からブログ記事の発信を続けていく。自民党の次期総裁、つまり総理大臣になる可能性が現時点でもっとも高い人間が高市早苗、次いで河野太郎という惨状であっては、不本意ながら岸田政権批判は二の次にせざるを得ない。
なお、総理大臣になるために安倍晋三の靴をなめ続け、一の子分である溝手顕正を見殺しにした岸田文雄など、私のもっとも嫌うタイプの人間であり、岸田に対するシンパシーなど欠片も持っていないことを明言しておく。