昨日中断した井戸まさえ氏のツイートより。氏は文章書きの人だからツイートも雄弁で面白い。その中で何を取り上げようかと考えるだけで時間がかかってしまったが、面倒なので何回かに分けて紹介することにした。
まず今井瑠々氏が自民党に移って岐阜県議選に出馬するという一方を受けての連ツイ。
https://t.co/koMVlM7YvB
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月6日
立憲民主党岐阜5区で総支部長を務める今井るる氏が離党し、次期県議選に自民党の推薦を得て出馬の予定だという。一部報道によれば、8日にご本人が野田聖子衆議院議員同席の元で会見するそうなので、その後に私なりの見解をまとめて書きたいと思う。
この記者会見は13日以降に延期された。
といいつつも、さわりだけ。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月6日
こうした候補者の政党間での移動や、国政→地方への鞍替え等はこれまでも起こってきたが、大抵は「さもありなん」の欲深な(主に・・というか数的に言ったら圧倒的に多い男性)候補が「当選第一」でやることだというイメージがあった。
「純粋無垢(に見える)」な「若い」「女性」候補の変心(←勝手に「裏切らない」「できっこない」と見くびっていたのかも。ジェンダーの観点からも、この辺は考察したいところである)は関係者には想定外で、特に直前まで衆議院候補予定者として責任を負う立場だったことは衝撃を与えるに十分だった。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月6日
しかし、だからこそこの決断の背景にあるもの=特にここ数年の政党の候補者公認過程での問題点や、落選中のフォローのありよう、候補者自身の資質や覚悟の問題等も含めて、相当に深刻な「構造的問題」を孕んでいると思う。政党関係者はもちろんのこと、有権者も直視、注目すべき一事象である。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月6日
私なんかが興味があるのはこちらの方だ。今井氏の件は、実はもともとの思い入れがそんなになかった*1のだが、「構造的問題」には興味津々だ。ことに立民党内の権力構造のあり方には大いに関心がある。
まあ、でも、「解説」がないとなかなか核心には迫れないと思うので、会見が終わったら、微力ながら、書いてみようと思う。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月6日
今井氏の会見はなかなか始まらないがツイートは量産された。
スピードと予算、ねえ。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月7日
与党議員じゃないと予算・政策を実現出来ないとの思い込みはどこから来ているんだろうか。
県議会議員経験者として言えば、やる気と能力ある議員はどの立場だってやってるよ。周りをしっかり見てみよう。
そもそもパイプのあるはずの自民党がなぜできないのかを問うべきだ。 https://t.co/z1lgJXsqI7
「新しい世代の政治家」ならば、こうした使い古されたステレオタイプな言い訳に逃げないで欲しい。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月7日
また報道が出るまで離党もせず、総支部長であり続けたことは不誠実と言われても仕方ないだろう。
会見前にこれまでの支持者に対して報告の場を設けるのが最低限の責任だろう。
一方で、ことここに至るには党にも問題がないとは言えず、特にいくつかの都道府県連における深刻な問題点を見聞きしても来た。それを党関係者にはできる限り伝えてきたつもりだ。でも危機感を共有することがなかなかできなかったのはなぜなのかしら。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年1月7日
この次のツイートからあとが興味深いのだが、前振りが長すぎるのも何なので、以上の前振りに当たる部分だけ独立した記事とする。
*1:但し、今回の件で多少失望する程度にはあったが、今井氏に対しては結局「なんだ、その程度の人だったのか」との感想が残っただけだ。とはいえ今井氏のサポーターたちやツイートでの熱心な応援者たち(印象的だったのはぷろもはん氏のツイート)には同情した。