江東区長・木村弥生(自民党国会議員の世襲二世)が公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部に強制捜査を受けた。
10/24(火) 16:03配信
東京地検特捜部が24日、公選法違反の疑いで、4月に初当選した東京都江東区の木村弥生区長(58)の関係先を強制捜査したことが関係者への取材で分かった。区役所の区長室や自宅を家宅捜索し、木村氏を任意で事情聴取した。区長選の選挙期間中、陣営が投票を呼びかける有料広告をユーチューブに出した問題を巡り告発があり、特捜部は木村氏の関与の有無を調べる。
区によると、特捜部は午前8時50分ごろに庁舎を訪れ、区長室の捜索を始めた。同11時50分ごろ、木村氏と特捜部の関係者が外出し、捜索は午後0時50分ごろに終了した。
木村氏側などによると、問題となっている広告は、本人の写真に「木村やよいに投票してください」とのテロップを付けた内容。5日間掲載され、再生回数は約38万回だった。費用は約14万円で、木村氏のクレジットカードで支払われていた。
告発側は、選挙運動で候補者名を挙げ、有料でのインターネット広告を出すことを禁じる公選法に違反するとしていた。法定刑は2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。
(共同通信より)
URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/171d46f6a9f47df7151719157a2a7662332b349d
この木村弥生については過去に一度だけ記事に取り上げたことがある。
タイトルにした他の2人である柿沢未途と山崎一輝もいずれも木村と同様自民党政治家の世襲二世であり、ともにろくでもない人間だ。柿沢は東京15区選出の自民党衆院議員だが、著書に谷垣禎一の推薦をもらったことをひけらかすポスターを貼り回ったかと思ったら、案の定というべきか民主・民進系(国政では出発点はみんなの党)で希望の党に属したこともある右派ならやりそうな自民党への転身を果たした人間だ。民主党所属の東京都議時代には酒気帯び運転をやらかして議員辞職に追い込まれたことがあったが、焼け太りしてみんなの党の衆院議員になりやがった、本当にろくでもない政治家だ。
山崎一輝は今年春に急死した江東区長・山崎孝明の世襲二世で、父親はやり手との評判ではあったが「叩けば埃が出る」ような胡散臭い人間で、しかも安倍晋三と親密だったという。世襲二世の方は漢字もろくに読めない反知性的な人物として悪評高い。
もっとも木村弥生の方も統一教会とズブズブだったことを鈴木エイト氏に指摘されているから、どいつもこいつも本当にどうしようもない。
共同通信の記事についたヤフコメがふるっている。
江東区住民です。
現職木村も、落選した山崎も、両者の政策に差は殆どありません。
どちらが区長をやっても、江東区は同じベクトルの中を進むだけなのです。
ただ、山崎陣営の『怨念』、これが凄いんです・・・
これを上手に仕切るべきは、地元の衆院議員ですが、この人がまた・・・
URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/ab04bb85-c9bc-4475-84a9-fe84673fbbae
この人、確か前にうちの選挙区の選挙に出てたっけ?
京都3区
北海道から来た泉健太に勝てんかったような・・・
うちの選挙区って宮崎とかそんなんばっか
しかも、この人、いつの間にかこんなところの区長になってたんやw
URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/9b9282fb-b0dd-45e2-9a17-5ffe90a45da5
経歴を見ると父も議員。自民一家のようだ。またやらかしたか。こんな簡単な事も分からずに。少しも勉強する姿勢が無い。寝技は得意なんだろうが。
[返信]
この件がバレて1ヶ月後くらいに、適当な釈明会見して、数日後、「アド街」の亀戸編に区長を名乗って登場していました。あれでOKなんだと呆れました。妹も都議落ちたけどその前は区議やってました。江東区は、候補者に恵まれない区で30年以上住んでいますが国政選挙でまともな候補者が立ったことがないです。とうとう区長選まで目も当てられない候補者だけになった最悪の選挙でした。
URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/db773251-d038-4fbb-b638-722ab189dbad
ミトちゃん
どう後処理するのかね
URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/58e680e5-48ee-4610-a05f-92b6b44d3db3
江東区の自民党は柿沢未途もひどいが反柿沢側も同じくらいひどい。前回の衆院選では愛知県から連れてきた極右候補の公認を求めたが公認が得られず、前々回の希望の党公認から転身した柿沢未途と無所属で競り合わされた結果、柿沢に全く歯が立たず大惨敗した。その柿沢は都連会長・萩生田光一との仲が極めて険悪で、だから萩生田は「15区なら公明党にくれてやるぞ」という意味の放言を行なって公明党の怒りを買った。このように本当にどうしようもない区なのだ。そのさらに前にはその公明党から小沢一郎系に転じた東祥三がいた。東は生活の党の安全保障政策の責任者だったがどうしようもないタカ派の右翼で、オスプレイを絶賛していた。2012年衆院選と2013年参院選に続けて落選して政界を引退したあとは安倍晋三支持者に転向した、というより本性を現した。小沢系の政治家なんてこんな奴ばかりだ。騙されてはならない。
そんな中で前回衆院選に立民公認で立候補した井戸まさえ氏は、東京15区には珍しくまともな候補だった。私はこの区に来て以来衆院選の小選挙区ではずっと消去法で共産党候補にばかり投票していたが、前回は井戸氏に投票した。しかし維新の若い女性候補に票を食われまくって比例復活もならなかった。
その井戸氏が先の衆院長崎4区補選で投票した自民党世襲議員を批判するXの連続ポストを発信した。私はXにはあまりアクセスできないのだが、立民の泉健太支持者・naoko氏のTwilog経由で見ることができた。以下にリンクする。
プライバシー設定: 公開
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年10月23日
📷https://t.co/7H5xxMR2Jp
「いろんな苦労をしてきた。そんな私がまだ『世襲ぼんぼん』と言われなきゃいけないんでしょうか。顔も見たことのない方に言われる筋合いはない」
衆院長崎4区補選で当選した金子容三氏。世襲批判に対してこのように反論している。
ならば、他の選挙区で出れば良いのではないか。たとえ別の選挙区から選出されようが、故郷他、思い入れのある地域の政治を向上させる政策実現はできる。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年10月23日
「世襲ぼんぼん」ではないといくら主張しても「ゼロ」からの挑戦ではなく、実際には親の代からの後援者、知名度、(時には政治資金も)を引き継ぎ
当選への「近道」を選んだ時点で「世襲批判」があるのはある意味当然とも言える。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年10月23日
逆に、この発言等が示す深刻さは、「世襲」の道を選ぶ政治家は、選挙区で選出される議員がある特定の一族出身者に固定化されることによる弊害を十分に認識していないのではないか、ということだ。
職業選択の自由はあるし、どこで戦うか=選挙区も自分で決めれば良い。(←ただし公認されるか等は別)。
— 井戸 まさえ (@idomasae) 2023年10月23日
しかし、本当に真っ当な感覚を持っている政治家であれば、「世襲」で有利になることはわかっていても自制し、親等とは違う選挙区からの挑戦を行うだろう。
上記の連続ポストは正論そのものだ。そして江東区は「選挙区で選出される議員がある特定の一族出身者に固定化されることによる弊害」に汚染されている典型的な地域だといえる。
ところで最後のXに「ただし公認されるか等は別」とあるが、前回の衆院選で井戸氏が立候補した東京15区の立民総支部長は未だに決まっていない。
上記リンクを見ると、東京11区の次に表示されるのは東京16区(江戸川区)だ。
もう何度目かの蒸し返しになるが、弊ブログは今年1月9日に下記記事を公開した。
記事中から、下記naoko氏のツイート(現X)をリンクした。
井戸さんて枝野執行部に近かったですかね。井戸さんは割に蓮舫さんには辛口ですけどね。
— naoko (@konahiyo) 2023年1月7日
泉執行部は枝野路線継続を掲げた西村さんを幹事長に起用したし、冷遇するような人ではないと思うのですがね。いずれしろ、早く総支部長にしてあげてほしいです。
上記Xに込められたnaoko氏の願いもむなしく、立民東京15区の総支部長の座は今も空席のままだ。
泉健太は本当に「冷遇するような人ではない」のか。私には大いに疑問である。