ツイッター政治おじいちゃんお化け氏のツイートより。
泉健太にゆるやかな玉木雄一郎化を感じている。
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2023年1月8日
立憲民主党は負ければ負けるほど、保守派勢力が現職として残ってしまう政党で、そのこともあり単純に立憲民主党はもうダメだーという主張には頷きたくないが、しかしながら泉健太については依然厳しいと思っている。
うーん、「ゆるやかな」といえるかどうか。
泉健太の権力闘争におけるプロセスの用意周到さと冷酷非情さは、「あんたが大将」とおだてられて図に乗っただけのように思われる玉木雄一郎よりもずっとしたたかで、それだけに性質が悪いのではないか。ある意味で、泉は玉木が手に入れたかったに違いない権力を代表選という正当な手段で獲得し、今やその権力を放恣に行使しているのだから。一昨年の立民代表選での泉勝利にコメントした玉木の表情が妙に不機嫌そうだったことが思い出される。
立憲ナビのツイートで可視化された都道府県連代表の大がかりな入れ替えを見て、希望の党が立憲民主党を乗っ取ったという一部の世評は決して大袈裟ではなかったんだなあと思った。
立憲民主党 都道府県連代表推移(立国合併前/合併後)
— 立憲ナビ (@RikkenNavi) 2022年6月18日
◆背景色
青:旧立憲民主党系
黄:旧国民民主党系(旧希望の党含む)
赤:社民党系
灰:無所属他#立憲民主党#立憲ボイス#立憲ナビ pic.twitter.com/oe931Hkjtm
とぶとかげズ氏はこの人事を「内弁慶」と評した。
泉サンは政権にはへっぴり腰だが、立憲内では強気だねえ。内弁慶ってか? https://t.co/aznsOaST7A
— とぶとかげズ (@doxob73) 2023年1月9日
私は昨年の参院選で立民の比例票が激減した理由について、主に無党派層が逃げ出したことばかり考えていたのだけれど、上表に示された都道府県連代表の入れ替えに伴って寝てしまった組織票が少なからずあり、それが立民惨敗の一因になったのではないかと考え始めている。現に2017年の衆院選で希望の党は旧立民に歯が立たなかった。
岸田政権の軍事費倍増政策やそれに伴う増税の是非を問うという理由で次の衆院選が早まる可能性があるが、立民が泉体制のまま衆院選に突っ込んだらとんでもない結果になるのではないか。