京都市長選は私が京都市民だったら福山和人候補に投票する選挙だったが、自公と立民が相乗りした元民主党の松井孝治候補に敗れた。この松井という人は元民主党ではあるが立民批判をよくやっていた人で、それも右側からの批判だったように思うが、だからこそ立民右派の泉健太が相乗りしたのかもしれない。下記有田芳生氏のXを見ると、立民は京都府連のみならず党本部も松井候補を推薦していたらしい。
福山和人さんの応援に来てほしいと依頼があった。うーんと迷った。立憲府連推薦だけならビデオメッセージを送ろうと思った。松井孝治さんは議員時代に話をして文化に関心があり、共感するところがあった。でも在野になり立憲民主党批判を繰り返すので、立場が隔たったと思った。市長選に出たことはご本… pic.twitter.com/sRfJ91c5zB
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2024年2月4日
有田氏も
福山さんの応援に行けなかったのは、僕もいまだ組織人だからだ
とはっきり書いている。ましてや泉の意を受けて参院に転出した辻元清美は松井候補を応援するしかなかったものと思われる。ことほどさように党執行部、そして党首の権力は強大だ。
私は東京15区民なので、もっとも気になるのは4月28日の衆院補選だが、あの「日本保守党」が候補を立てると言ってきた。こういうニュースを報じたがるのはスポーツ紙と相場が決まっている。以下日刊スポーツより。
日本保守党代表の百田尚樹氏、東京15区衆院補選を「初陣」指名 候補者擁立を明言
[2024年2月3日23時38分]
作家で日本保守党の代表を務める百田尚樹氏(67)が3日、新たなYouTubeを配信し、4月28日投開票の東京15区(江東区)衆議院議員補欠選挙に候補者を立てることを明言した。昨年9月にできた同党にとっては初の国政選挙になる可能性が高く、「誰かを立てます。初陣になります」と現在、複数の候補者と面談を進めていることも明かした。
東京15区は、江東区長選での買収容疑により逮捕・起訴された柿沢未途容疑者(自民党を離党)が1日に議員辞職した。百田氏は「われわれは議員の家業化をやめよう、世襲をやめようという旗印でやっている」と、並々ならぬ決意を示した。選挙準備のため、同党の江東区支部も立ち上げることも明かし、「私が(がんで)入院中、『う~ん』とうなっているときにすべて決まりました。代表がいなくても、子は育つ」とジョーク交じりに話した。
百田氏は2日、兵庫医大で2度目の腎臓がん手術に臨み、この日退院した。術式はインターベンショナルラジオロジー(IVR)という、ラジオ波を照射して腫瘍部を焼き切った。術後の体調も良好で「これで完治しました! 先生も『手術はうまいこといった』と言ってくれました」と笑顔のサムアップポーズで、がんとの闘いから「勝利宣言」を行った。
(日刊スポーツより)
URL: https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202402030002056.html
「勝手にしやがれ」とか「出ていってくれ」とかいう、その少しあとにハーケンクロイツの腕章で物議を醸したものの後年には護憲ソングを歌うようになった人の流行歌が思い浮かんだが、日本保守党の票は右側の候補しか食わないので、たとえば元区長のドラ息子・山崎一輝にとっては迷惑なニュースだろう。補選の自民党候補には、昨年12月の区長選に続いて、また都ファの息のかかった人が出てくるのではないかと思った。
立民は全然わからない。都ファは自民と組むだろうから乗れるはずがないが、維新の金沢結衣の後押しでもするのではないかと恐れている。というのは、昨日(4日)に開かれたらしい立民の定期大会に関して、産経が出した下記記事を読んだからだ。
以下引用する。
立民・泉健太代表が「基本政策一致」不要論 維新や国民民主との内閣構想
2024/2/4 20:37
立憲民主党の泉健太代表は4日の党大会で、複数の野党による「ミッション(使命)型内閣」構想実現への意欲を重ねて示した。野党第一党の党首が連立政権を前提に衆院選の戦略を描く現状は、二大政党制を念頭に与野党が攻防を繰り広げた時代の終焉(しゅうえん)を印象づける。「自民党に対抗できる『大きな固まり』を」─。多くの野党首脳が異口同音に唱えてきた掛け声は、にわかに過去のものになりつつある。
「過半数の候補者を擁立していない状況で衆院解散・総選挙はあるかもしれない。しかし、そのときにも政権交代は可能だ。わが党が自民を上回る第一党になり、新しい政権の主軸となる」
党大会で泉氏はこう訴え、ミッション型内閣構想の意義を強調した。
自民の派閥パーティー収入不記載事件の拡大で野党結集の機運が高まったと読み、泉氏は昨年末からこの構想を提唱している。連携の相手として想定しているのは日本維新の会や国民民主党だ。泉氏は党大会で、新政権の「ミッション」となりうる課題として教育無償化、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除などに言及し、これらの政策を掲げる両党に秋波を送った。
そもそも立民は、非自民勢力の「大きな固まり」を目指し、旧立憲民主、旧国民民主両党の合流新党として令和2年9月に発足した。連立政権志向へのシフトの背景には、「大きな固まり」に背を向ける動きが主要野党の潮流になってきたという状況がある。
維新は、旧日本維新の会として国政進出した直後の平成25年ごろは、当時の民主党の一部、みんなの党などとの100人規模の新党結成を目指していた。しかし、路線対立に伴う党分裂を経験した末、27年11月に少数の新党として再出発し、以降、他党との合流には慎重な立場を示している。
国民民主の玉木雄一郎代表も、数合わせに走って失敗した29年の希望の党結成などの反省を踏まえ、「多党制による政権交代」を標榜(ひょうぼう)する。
24年末の民主下野後も「大きな固まり」を目指す動きは絶えなかった。だが、「失われた11年」を経て、野党は二大政党制とは異なる枠組みの模索に踏み出しつつある。
とはいえ、泉氏の構想に対し、維新や国民民主は憲法や安全保障を巡る不一致を理由に距離を置いており、実現の機運は乏しい。玉木氏は1日、「国家の基本となる政策についてまとまっていないと政権は崩壊する」と記者団に指摘した。
泉氏は4日の党大会後の記者会見で「基本政策をなぜ一致させなければいけないのか。政権を作る上での必須条件なのか」と反論した。しかし、国家運営の根幹で齟齬(そご)が生じて政権が迷走した場合、それは「いつか来た道」になる。(松本学)
(産経新聞より)
URL: https://www.sankei.com/article/20240204-UVSXFZ426BMR3ABL247BPYYQPU/
昨年あれだけ維新に虚仮にされたのに、この期に及んでまだ維新にすり寄ろうというのか、泉という御仁は。
空いた口が塞がらない。