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小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及(日刊スポーツ)

 前の記事の最後で山本太郎を批判したが、その師匠格の小沢一郎も新春早々やらかしてくれたようだ。以下日刊スポーツより。

 

www.nikkansports.com

 

小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及

[2024年1月2日17時19分]

 

立憲民主党小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の私邸で4年ぶりに開いた新年会で、同僚議員ら50人以上の出席者にあいさつし、次期衆院選に向けて、日本維新の会などほかの野党と連携する必要性を強く説いた。

 

小沢氏は「野党はバラバラと言われるが、我々もその他の(野党の)皆さんも、なんとかしないといかんという思いを、心の片隅で思っているはずだ」とした上で「国民のためにどう行動すべきか、みんなで力を合わせて今の政権、政治を変えるという結論に達するのは、そう難しいことではないだろうと、私は思います」と述べた。

 

「私は常に、政治に私情をまじえてはならないと言ってきた」とした上で「(立民には)維新が嫌い、維新は自分の選挙にとってどうこうとかいろいろ(思いが)あると思うし、維新の方も私たちと一緒にやりたくないという気持ちを持っている人も大勢いると思うが、そんなことを言っていたのでは、いつまでたっても自民党のおごり高ぶった腐敗政治を許していくことになる」と主張。「野党第1党の立憲民主党が大きな大きな心と目的を持ち、野党の皆さんと協力をし合うような年にしなくてはならないと思います」と話し、立民が主導して野党各党との連携を目指すべきとの認識を示した。

 

「野党が協力をして一本になって戦えば絶対に(自民党には)負けない。絶対勝つ」と断言。「国民が望んでいるのは、野党が手を携え合い力を合わせて国民のための政治を実行しようという姿だ」とした上で、民主党が2007年の参院選勝利でねじれ国会を実現し、2009年衆院選で勝利して政権交代を実現したことに言及。「あの時、民主党が政権を取るなんて誰も思っていなかった。お互いの力を合わせる姿、形を国民は望んでいる」と述べ「この党はどうだこうだと言っていたのでは、いつまでも万年野党。ついには露となって消えていく運命になる。自民党もそう長くは持たないと思ってはいるが、その前に野党が壊滅的なことになってしまう」と、野党連携が進まない現状に危機感も示した。

 

また「いい子ちゃんぶって、お利口さんぶっていては、権力は取れない。本気になって戦って初めて、権力は取れる。国会であれ地方議会であれ、あいまい、ぬるま湯な所に国民の支持は集まらない」とした上で「立憲民主党は野党第1党ですから、ほかの野党の皆さんを大きく包んでいかなければならない」と繰り返し、野党連携で次期衆院選を戦い自民党から政権を奪うべきとの認識を示した。

 

(日刊スポーツより)

 

URL: https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401020000678.html

 

 小沢の「野党連合政権」構想には毎回漏れなく維新が入っているが、そのことを小沢自身が誇示した形だ。

 上記記事についたブコメより。

 

小沢一郎氏「維新が嫌い、では自民党の腐敗政治許すだけ」立民主導での野党連携の必要性に言及 - 社会 : 日刊スポーツ

早く消えろ。ついでに、維新に擦り寄りたいのは同じくせに、小川を対抗馬に立てるほど折り合いが悪い、泉と対消滅しろ。だいたい野党がバラバラの元凶はお前だ。震災後の5月を思い出す。よくも震災の今それを。

2024/01/02 22:34

b.hatena.ne.jp

 

 2011年3月11日に東日本大震災が起きた時、小沢はしばらく「雲隠れ」していたが、姿を現したと思ったら自公とつるんで「菅おろし」を始めた。

 なおブコメに「小川を対抗馬に立てるほど(泉健太との)折り合いが悪い」と書かれているが、2021年11月の立民代表選では小沢は大々的に支援していた。泉と折り合いが悪くなったのは、泉の小沢に対する論功行賞が全くの不十分だったからであって、このあたりの経緯は2017年の「『希望の党』騒動」の繰り返しに過ぎなかった。2017年に小沢は前原誠司小池百合子との野合を焚きつけたが当の小池からあえなく切られ、選挙には無所属で当選したが2019年1月に玉木雄一郎と会談して旧民民に入党し、翌2020年9月に泉健太らとともに新立民に入った。小沢が現在応援していると見られる小川淳也は2018年に希望の党から旧民民ができた時に旧民民には加わらなかったから、政治路線からいえば小沢は小川よりも18年に希望からすんなり民民に移った泉により近いといえる。

 しかし小沢の存在感は年々低下の一途をたどる一方だ。今回の記事にしても、他のメディアの報道をネット検索で調べたところ、時事通信とその配信を受けた地方紙、それに独自記事とみられる産経の報道が引っかかっただけだった。共同通信も朝日も毎日も読売も検索に引っかからなかった。以下に時事通信と産経の記事へのリンクを示す。

 

www.jiji.com

 

www.sankei.com

 

 産経記事の末尾のみ以下に引用する。

 

今年9月の立民代表選に関しては「国民のための政治を実現するのに最適な人は誰なのかを選ぶ。野党で力を合わせる体制をつくる」と主張した。

URL: https://www.sankei.com/article/20240101-I5KRIGRPRRN25KZRFC3HLKJGQQ/

 

 そういえば今年は9月に立民代表選があるんだった。確か自民党総裁選の直後に行われる日程になっていたと記憶する。自民党としては立民が代表を代えるチャンスを与えないように動くはずだから、立民には機動力が求められる。

 なお私は立民と維新との共闘など論外であるとの立場だ。そもそも維新の政策は「枝野ビジョン2023」の理念に真っ向から反するからそれだけでも立民と維新とが共存する連立はあり得ない。従って小沢や泉の立場を私は一切容認しない。万一、泉が代表を続けたり、小沢の息がかかるであろう小川が代表になったりするようでは、衆院選での立民の敗北は避けられないだろう。