×××新選組の水道橋博士(すいどうばしはかせ、本名小野正芳)参院議員が議員辞職した。辞職は止むを得ないと思うが、比例区の繰り上げ当選者を同組が「×××ローテーション」と称して1年ずつ議員を交代させる奇策を打ち出して一部から批判を浴びている。
現時点での私は新選組よりも立民(泉健太)と共産(志位和夫)の問題の方がより深刻だととらえていることもあって本件には価値中立的なのだが*1、新選組の構成員と思われる辻恵氏のツイートと、それに対する批判のツイートを紹介しておく。なおこれらは社民党員・まことん氏が辻氏に対する批判ツイートをリツイートしたことから知った。まことん氏自身のスタンスを示すツイートは下記。
「れいわ」の山本太郎代表、参院比例で当選した水道橋博士氏の議席枠を5人が1年ごとに辞職して議席を回すとのこと。本来は任期を全うするのが原則で、繰り上げは飽くまでイレギュラーなのに、こんな議席ロンダリングが許されるのか。NHK党といい、「令和新党」は珍奇な政治術を使うものです。
— まことん┃労働者の目線(しばらく低浮上) (@makotonch) 2023年1月16日
辻氏のツイートは下記。
水道橋博士辞任に伴い、参院議員の後任はれいわローテーションで1年毎に務めるという記者会見に出席しました。ドイツの緑の党が嚆矢として採用したシステムですが、上手く活用出来ればと思います。何れにせよ本物の政権交代のため、先ずは4月の統一地方選勝利に全力投球です。
— つじ恵(めぐむ)消費税廃止・弁護士経験を生かし悪政を正す #れいわ新選組参議院全国比例 (@tsujimegumu) 2023年1月16日
これに対して「課長」氏が批判のツイートを発信した。まことん氏はそれをリツイートした。当該ツイートは下記。
1983年、当時の西ドイツに華々しく登場した緑の党は「エコロジー、非暴力、社会的公正、草の根民主主義」の四つの理念を掲げた。なかでも「草の根民主主義」は緑の党の核心であり、議員のローテーション(2年の任期交代)制度が採用されたのは個人主義的でカリスマ的なリーダーを否定するためであった→ https://t.co/p6PMklb7Dr
— -課 長- (@hontwa_bonjin) 2023年1月16日
なるほど、それを「個人主義的でカリスマ的なリーダー」が悪用したわけか。あっ、いかんいかん、「価値中立的」の看板に偽りありになってしまう(笑)
だが、2年後の1985年、全議員が辞任する中、ただ1人拒否して議員を続けたのが、創設者の一人であり、世界の緑の党のカリスマ、ペトラ・ケリーだった。これを機に結局ほとんどの国で交代制は廃止されることになった。議員の職業化を危惧する声もあったが、組織が弱体化する可能性の方が高かったのだ。
— -課 長- (@hontwa_bonjin) 2023年1月16日
参考は以下、https://t.co/5CwNmjleGH
— -課 長- (@hontwa_bonjin) 2023年1月16日
そんなわけで、下記リンク先に目を通した次第。
内容は課長氏のツイートに要約されているので引用はしない。