kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

共産 委員長選ぶ「党首選挙」実施主張した党員 除名処分に(NHK)

 私は昨年以来立民の泉健太、共産の志位和夫新選組山本太郎の3党首いずれに対してもその権力行使のやり方をずっと批判してきたが、志位和夫は彼らの中でも最強の除名という権力行使に出た。これは全くの想定外だった。

 主要メディアでは毎日新聞がいち早くこの件を報じたが、昨夜(2/6)NHKも報じた。

 

www3.nhk.or.jp

 

 以下引用する。

 

共産 委員長選ぶ「党首選挙」実施主張した党員 除名処分に

2023年2月6日 22時10分

 

共産党の委員長を、すべての党員による投票で選出すべきだと主張した元党職員の男性について、共産党は、党が異論を許さないかのように事実をゆがめて攻撃し、規約に違反したとして、除名処分にしました。

共産党の元安保外交部長で、現役党員だった松竹伸幸氏は、先月、志位委員長が20年以上務めていることを「国民の常識からかけ離れている」と批判し、すべての党員が投票して委員長を選ぶ「党首選挙」を行うべきだと主張しました。

これを受けて小池書記局長は6日の記者会見で「党が異論を許さないかのように事実をゆがめて攻撃した」と述べ、党に敵対する行為は行わないなどとした規約に違反したとして、松竹氏を除名処分にしたと説明しました。

そのうえで「異論を言うことは規約上も許されているのに、党の中で意見を述べることなく、突然攻撃してきたことが理由だ」と述べました。

除名は、党の規約の中で最も重い処分になります。

一方、松竹氏は6日、東京都内で開いた記者会見で「透明性を持った党になるべきだが、今回の処分は現状をさらに深刻にするもので、改革がますます必要だ。処分の撤回を求めたい」と述べました。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230206/k10013972781000.html

 

 以下はてブコメントより。今回は人気コメント外から選んだ。

 

共産 委員長選ぶ「党首選挙」実施主張した党員 除名処分に | NHK

選挙のことを考えたら大悪手なんだけど、おそらく現指導部を維持する事が最優先なんだろう

2023/02/07 06:51

b.hatena.ne.jp

 

 そうなんだろうなあ。徹底的に内向き。この「内向き」というのは泉健太にも当てはまるし山本太郎ももしかしたらそうかもしれない。泉が倒されるのは国政選挙の結果を待たなければならなさそうだが、志位のギブアップについてもいえるかもしれない。もうあまり書きたくないのだが、民主集中制の組織での執行部に対する要求水準はとてつもなく高いもので、それは宮本顕治の天才をしてようやく可能だったが*1志位和夫小池晃のような凡才では、もちろん彼らは一般人よりははるかに能力が高いのだろうけれども、それでも要求水準を満たすことは到底できなかったということだろう。

 以下はかつて共産党系とされた時期もあった方のツイートより。まず渡辺輝人弁護士。

 

 

 そうか、朝日も報じてたんだっけな。タイムスタンプは昨夕だ。ここで記事を記録しておく。

 

www.asahi.com

 

共産、「党首公選」主張の党員を除名処分 「突然の攻撃が理由」

2023年2月6日 18時50分

 

 共産党は6日、「党首公選」の必要性を会見で主張した元党職員の男性党員を同日付で除名処分にしたと発表した。党の決定に反する意見を勝手に発表し、党規約に違反したことが理由という。

 

 この男性は、党で安保外交部長などを務めた松竹伸幸氏。松竹氏は1月に都内で会見を開き、党の閉鎖性を指摘したうえで、党員の直接投票で委員長を選ぶ「党首公選」の導入を主張した。一方、党側は党内で主張を訴えることなく会見で持論を展開した点を問題視し、党規約で最も重い除名の処分とした。

 

 小池晃書記局長は6日の会見で「異論があるから処分したわけでは全くない。党内で意見を述べることなしに突然攻撃をしてきたことが(処分の)理由だ」と説明した。

 

 松竹氏も同日に会見し、「党員にはどんな場であれ、自分の意見を述べる言論の自由はある」と反論した。

 

 共産党の党員数は約27万人。委員長は約200人で構成する中央委員会から選ばれ、一般の党員は直接関わらない。志位和夫委員長は2000年に就任し、20年以上にわたって在任している。

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASR265T8TR26UTFK01T.html

 

 続いて河添誠氏。この件に関する氏のツイートは非常に数が多いが、その中から選ぶ。

 

 

 

 

 下記は共産党系ではなく、反泉健太系一般人の方の発信。

 

 

 「それだけの理由」とは何か。

 

 

 なんだ、自らと執行部を守るためか。単なる保身。

 私には相手が志位和夫だろうが泉健太だろうが山本太郎だろうが権力者に寄り添う趣味など全くないので「様子を見」たりなどしないでさっさと投票対象から外すのみ。

 そのうちまた共産党について書く機会も減るかもしれない。新執行部にでもなれば話は別だが。

*1:なぜなら「宮本路線」は1970年代に立花隆が発した批判にその後四十数年間耐えられるものだったのだから。私は昨年立花の共産党批判本をやっと初めて読んだが、その時に立花の懸念を現実にさせなかった(立花の批判に耐え切った)宮本顕治の天才に驚嘆したのだった。