kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

大谷翔平、栗山英樹、王貞治らのコメントには主語に「日本の」がついていなかった

 ここ数日のツイッター政治おじいちゃんお化け氏のリツイートが冴えている。氏のツイッターアカウントは必見だ。

 まず野球のWBC関係。

 

 

 

 2008年の北京五輪星野仙一山本浩二田淵幸一とつるんでチームを私物化したあげくにメダルも獲れずに4位と惨敗したことがあったが、そんな15年前とは隔世の感がある。それも選手の側、具体的には大谷翔平が変化を牽引している印象だ。大谷はMLB入りする時の球団の選び方からしてそれまでの選手たちとは一線を画していた。自殺した伊良部はヤンキースにこだわって自滅したし、井川も何故かヤンキース入りした。松井秀喜ナベツネの言いなりに、田中将大ドジャース希望だったように見えたがチーム事情からそれぞれヤンキース入りしたが、両選手とも主体性はあまり感じられなかった。ところが大谷翔平は彼らとは全く違った。二刀流というハードルの高い希望を通したい強い気持ちがあったからだろうと思うが、その観点からヤンキースを移籍先候補から早々と外したことを知った時、本当にクレバーな人だと思った。その大谷はメジャー移籍3年目の2020年は故障や新型コロナによる試合数自体の少なさもあってさほどの活躍はできなかったが、4年目の2021年と昨年は目のさめるような活躍を見せた。大谷の先駆者としてはダルビッシュ有がいる。ダルビッシュや大谷のように自立した個を感じさせるプロ野球選手としては、過去にも落合博満門田博光のような人たちがいたが、彼らは「孤高の人」タイプの例外的存在だった。だから星野仙一のようなわがまま勝手な独裁者が好き勝手に振る舞えた。

 しかし、WBCのキャンプに早くから合流したダルビッシュや、キャンプへの参加は遅かったものの準決勝9回裏のパフォーマンスに象徴されるように実戦でチームを牽引した大谷のようなリーダーシップを持った選手はあまり思い出せない。星野仙一は「ボス」に過ぎなかったがダルビッシュや大谷はリーダーだ。彼らからは視野の広さが感じられる。一方の星野は明治大学時代に島岡御大とやらの命令に従って学生運動をしていた学生たちを威嚇するような真似をしていた。北京五輪での大コケで実現しなかったが星野は政界(自民党)入りも画策していたという。

 れもんたさんの上記ツイートのうち2件目への反応ツイートに私は注目した。

 

 

 

 ツイート主は「リベラルを標榜する百合男子、元3等空曹、三船美優担当P、ゆる札幌サポ、反日日本人」とのこと。元自衛官の方のようだ。

 大谷は王貞治にまで影響を及ぼしたのか、とは私も思った。王といえば読売監督を務めていた1985年に阪神ランディ・バースが54本塁打を打った年に自軍の投手たちに無言の圧力をかけたとされる人物だ。その後のホークス監督時代にも似たようなことがあった。大谷にはその王をも変えてしまうくらいの影響力があるのかと舌を巻いた。

 いち早く時代の変化に敏感に対応した82歳の王貞治に対し、大手メディアのスポーツ担当記者たちの立ち遅れぶりは無惨の一語に尽きる。彼らの猛省を求めたい。

 野球の話だけで長くなったので一旦切り上げて独立した記事にする。