Twitterは公共財だとする意見がある。
私も、(PCやスマートフォンの)OSなどと並んで、(Twitterのような)大規模SNSのプラットフォームは既に基本的なインフラ、公共財になっていると思う。そこで、公共財を資本家や国家の恣意を避けつつマネージメントしてゆく仕方について考えていかなければいけないと思うのだけど。
URL: https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/07/07/150204
Wikipedia「公共財」によると、
公共財(こうきょうざい、英: public good)は、経済学の用語であり、非競合性あるいは非排除性の少なくとも一方を有する財として定義される。対語として、競合性と排除性とを有する私的財がある。
競合性とは、消費者(利用者)たちによるその財の消費が増えるにつれ、追加的な費用なしでは、次第に財の便益(質・量など)が保たれない性質を指す[注 1]。
排除性とは、対価を支払わず財を消費しようとする行為を実際に排除可能な性質を指す。この場合市場では、価格付けされた財が対価の支払いを条件として販売される[注 2]。
とのことだ。
現時点でもTwitterはアカウントを持っていないと直接アクセスはできない。Google検索でヒットしたツイートにはアクセスできるようにはなったが。下記はその一例。
直近3回の衆院選(2014・17・21)の比例区では共産党に投票してきたのだが、次回衆院選では正直なところ迷う。
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2023年7月6日
東京ブロックは社民党に勝機がないので、共産党か立憲民主党の2択だが、共産党の比例名簿に池内さおりがいないこともあり、もしかすると立憲民主党への投票に傾くかも。
蛇足ながら、私は泉健太の執行部が続く限り立民には、そして志位和夫と小池晃の執行部が続く限りは共産にはそれぞれ比例区(比例代表)では絶対に投票しないと決めているので、たとえ勝機がなくとも社民党に投票するしかないと考えている。
Twitterの話に戻ると、アカウント非保持者が直接アクセスできないことから排除性を有しているといえる。
非競合性 - Wikipedia、特にその項に掲載された表を参照すると、Twitterは映画や有料公演と同じような「クラブ財」(準公共財)とはいえるかもしれないが、「非競合性かつ非排除性な財」とされる純粋公共財の範疇には入らないのではないだろうか。
私は、Twitterとはかつてプロ野球で月曜日や雨の日などを除いて春から秋まで毎日のように放送されていた「読売戦中継」と同じようなものではないかと思う。それは、放送されていた頃には「あって当たり前」の存在だったが、2003年頃から翳りが見え始め、2006年には地上波では放送されない日が増えた。そして現在では地上波で放送されない方が当たり前になった。
あれと同じように、Twitterも今後廃れゆくのではないかと予想している。