以下に記事の無料部分を引用する。
派閥旗揚げ、志位氏とうどん…剛腕・小沢氏、運命の「王国」防衛戦へ
小泉浩樹 杉村和将 木佐貫将司 2023年8月12日 11時30分
2度の政権交代を実現させ、「剛腕」の異名を持つ立憲民主党の小沢一郎氏(81)。2021年の衆院選では初の比例復活に甘んじ、存在感低下が指摘されるなか、「最後」の政治決戦に向けて動き始めた。その試金石となるのが、最側近が5選に挑む岩手県知事選(8月17日告示、9月3日投開票)だ。
6月4日、岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園。49年ぶりに地元・岩手で開かれた全国植樹祭の式典に出席した小沢氏は、2カ月後に迫った知事選告示をにらみ、同席した達増(たっそ)拓也知事(59)につぶやくように声をかけた。「相手は女性候補なんだ。油断できない戦いだぞ」
過去4回の知事選で、達増氏は1度の無投票を除いていずれも2位に倍以上の得票で圧勝してきた。たった一言だったが、「小沢さんから聞いたことがないような言葉」(地元関係者)。小沢氏の焦りがにじみ出るには十分だった。達増氏が「地元の野党と(選挙協力の話を)じっくりやれています」と報告すると、小沢氏はうなずいた。
その「女性候補」とは、知名度が高い元民放アナウンサーで前県議の千葉絢子(じゅんこ)氏(45)。達増氏同様、無所属での立候補を表明しているが、自民党県連が全面的に支援するため、事実上の与野党対決の構図となる。
昨年の参院選岩手選挙区では、小沢氏や達増氏の元秘書でもある現職の木戸口英司氏(立憲)が、新顔の広瀬めぐみ氏(自民)に敗れ、30年ぶりに議席を明け渡している。今回の知事選も「激戦」(立憲幹部)との評が伝わっており、小沢氏は周囲に「(自身に近い)野党系知事は岩手と沖縄だけだ。なんとかしないといけない」と語る。
(朝日新聞デジタルより)
URL: https://www.asahi.com/articles/ASR8923GKR70UTFK009.html
「志位氏とうどん」の部分は有料記事だから引用しない。
私が目を剥いたのは有料部分の最後にある小沢一郎と他の政治家との相関図だ。図を示すわけにはいかないから言葉で説明するが、図では小沢と志位和夫が青い二重線で結ばれ「連携」、小沢から泉健太に赤矢印が向いて「批判」とそれぞれ書かれている。
そして、小沢から真下に橋下徹へ黒矢印が向いて「接近」と書かれている。橋下の右に泉、左に志位が位置している。
つまり、小沢は泉を批判しつつ志位と連携し、橋下に接近する動きをしている。小沢が橋下を「橋下徹先生」と呼んですり寄っていることは以前にも書いた。
私は野党の政治家を「親維」「容維」「非維」「反維」に分類して、「親維」と「容維」の政治家たちを徹底的に批判ないし否定すべきだと考えている。小沢は明らかに「親維」の政治家だろう。泉は「親維」路線に失敗して「非維」を余儀なくされているが、実質的には今も「容維」だろう。そんな泉を小沢が批判していると言っても、これこそ「どっちもどっち」の見本だ。
志位和夫はいつまでこんな小沢にしがみつくのだろうか。