kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

とにかくネオリベ広島県知事、媚米広島市長。これにべったりの森本しんじ議員独裁の立憲、追随する一方でスターリン主義護持の共産。このどうしようもない状況の打開の糸口は枝野再登板かなと思っています。(さとうしゅういちさんのコメント)

 衆院愛知15区の立民総支部長の件だが、朝日新聞が一度取り上げたものの、ほぼSNSの政治談義界隈でしか話題になっていないように見える。しかし私は非常に深刻な問題だととらえている。特に、「小さな差別」云々という立民衆院議員・米山隆一(この人はもう明確に立民右派とみなして良いだろう)の物言いは大問題だ。私には彼の発言は、昔世間でよく言われた「いじめにはいじめられる側にも問題がある」という、さすがに今ではほとんど言われなくなった物言いと同根であるようにしか思えない。ありとあらゆる難関の試験を突破してきた超受験優等生ならではの考え方をする人といえるのではないだろうか。

 

 

 これは確かにその通りなのだが、この3党の問題の本質はいずれも「党内民主主義の欠如」といえる。

 共産党新選組についてはきわめてわかりやすいだろう。弊ブログは今回の神谷貴行(紙屋高雪)氏の除籍決定については何も書いてこなかったが、過去に「神谷」という文字列を含むものから参政党の人に関する記事を差し引くと計10回取り上げ、いずれも共産党を強く批判してきた。これは共産党民主集中制というかそれに含まれる「分派禁止条項」の問題であって、これが存続する限り、共産党は民主主義的な政党に脱皮することはできない。

 また新選組の場合はあまりにも党首(組長)に権限が集中し過ぎているために、組長の関心があまり行き届かない案件ではこういうことが起きてしまう。この組の場合、組長は本質的に悪意の人ではないので、議論が大きくなれば例の「ローテーション制」の例に見られる通り組の決定が事実上覆ったりもする。しかし、党内民主主義が成り立っていないという大きな問題を抱えていることには違いない。

 立民の場合は、何度も書く通り民民に転出した井戸まさえ氏が指摘し続けている候補者選びのプロセスがブラックボックスになっていることが問題の本質だ。

 それを鋭く突いたのが下記Xであり、これはりっけんカジュアル党員さんのリポスト経由で知った。

 

 

 

 その通り、この件はおそらく激しく右傾化しているであろう立民の愛知県連(代表は重徳和彦)が決めた右派人士の抜擢人事に大串が乗っかり、それに異を唱えた藤原規眞氏のポストを削除する圧力をかけたものであって、つまり大串は党内権力を行使したわけだ。

 さらに書くと、本来説明責任があるはずの小山千帆氏に「余計なことは言う(書く)な」との圧力も、どこからかは知らないがやはり党内権力の行使としてかかっているのではないだろうか、というよりこれは間違いなくそうだろう。だから、この人事を了承した泉健太の執行部や愛知県連、埼玉県連も批判は免れない。これは当然だ。

 この核心部と比較すると、藤原氏が菅野完と接近したり、一時期は原口一博に心酔していたこともあったらしい件など、そのいずれも全く好ましくないとは私も思うけれども、二の次三の次の問題でしかない。

 立民の党内人事権の濫用の件は広島県でもあるようだ。

 下記は広島のさとうしゅういちさんからいただいたコメント。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 生存ユニオン広島 (id:lifeunion)

とにかくネオリベ広島県知事、媚米広島市長。これにべったりの森本しんじ議員独裁の立憲、追随する一方でスターリン主義護持の共産。このどうしようもない状況の打開の糸口は枝野再登板かなと思っています。

 

 そういえば神谷貴行氏は田村智子共産党委員長を「スターリナ」と論評したのだった。

 それはともかく、コメントに「森本しんじ議員独裁の立憲」とあるが、この森本しんじ(真治)は泉Gの重鎮だ。それを確認できるのがきょんきょん氏のnote。

 

 

note.com

 

 泉Gの名前は「新政権研究会」というらしいが、森本真治はその会計責任者になっている。2013年初当選の参院議員で現在2期目。参院広島選挙区は定員2なので、次回の参院選でも当選が有力だろう。この人が、2021年の衆院選に立候補した立民の候補者のうち3人もの人に非情の解任を告げた「立民広島の独裁者」とのことだ。

 これを泉Gの党内権力工作の実例と見ずしてどう見ろというのか。

 こたつぬこ(木下ちがや)氏は弊ブログを某『世に倦む日日』と同列の陰謀論ブログと書いてくれたが、泉Gの権力工作にはこういう具体例がある。衆院選に落選した総支部長の交代は、野田Gの手塚仁雄(この人もひどく恣意的な権力工作を行うので私は激しく嫌っているが)でさえ、再任を認めなかったのは、参院選に転出した水野素子氏を除けば井戸まさえ氏だけだったと、これは井戸氏自身が書いていた。

 こういう事柄を、総支部長、つまり衆院選の候補者選びがブラックボックスになっているとして弊ブログは批判している。

 もちろんこの問題は立民の枝野前代表時代にもあったことだが、泉はこういう人事権の恣意的行使を含む権力工作に長けた人であって(その割にはなぜか代表選の推薦人集めに苦労しているとの話もあるが)、そういう人の再選は非常に好ましくないと弊ブログは考えている。だから立民代表選では枝野幸男を強く推す次第。