やっと冬休みの課題というか、昨年12月28日に借りた4タイトル7冊の本を読み終えた。1月18日の返却期限に間に合った。年末年始は9連休で、先週は3連休だったし、まだ通常国会は開いていない(24日開会)から、今年の1月前半は例年にも増して政治の中休み感が強い。
そんな中、昨日(1/15)は石丸伸二の記者会見があって、今年夏の都議選に向けた「政策なし」「他党とのかけ持ち可」の地域政党について発表があった。
TBSのnews23などは石丸の会見の映像のあとに、玉木雄一郎と吉村洋文のコメントを紹介して、民民と維新が石丸新党と連携するかのような報道をしていた。だが、維新はともかく民民については変なのではないか。私はずっとそう思ってきた。それを書こうとしたら、癪に障ることに「軍師」氏がそのことに関するXをポストしていた。今年は最初の発信(1/3)以来不本意なリンクを余儀なくされることが多い。
玉木国民が小池百合子につくと、都議選でポピュリストの凄惨な内ゲバになる。とはいえ石丸につくと、百合子と全面対決で連合東京は引き裂かれる。西か東か小早川秀秋。 https://t.co/A9iH2FtDXW
— こたつぬこ🌾ネオ構造改革派 (@sangituyama) 2025年1月15日
これはその通りで、東京都の選挙において、民民は常に小池百合子の陣営についてきた。これは「希望の党」政局からずっと続いている流れだ。都ファの現職が多く、今夏の都議選でも大量に都ファの候補が出ると思うが、そもそも民民が独自候補なんか立てられるんだろうか。都ファの候補を推薦するくらいしかできないのではないかとずっと思っていた。これに対し、石丸はそもそも都知事選で小池と戦ったし、都議選でも都ファがターゲットだ。わが江東区を例にとると、昨年の都議補選で石丸は上田令子一派の三戸安弥と街宣で「邂逅」した。本選では都ファの白土太朗と三戸が戦う。三戸は上田一派の「自由を守る会」と石丸新党とをかけ持ちするのではないかと私は予想している。それで民民はどうするのだろうか。
上記Xに玉木信者あるいは「玉キッズ」からの反論のコメントがあった。
さすがにその分析は的外れにもほどがある
— そんこう@弱くても千葉ロッテを応援 (@inoue_sonkou) 2025年1月15日
今まで選挙協力関係にあった国民民主の都連と小池百合子の都ファを主軸に考えるべき話
そして、石丸にしろ中田敦彦にしろ今の国民民主の支持者がもっとも嫌う人物だということを玉木さん自身がようやく知った
不倫は許容しても石丸だと支持は一気に離れる
石丸も中田も玉木さんにしゃぶりつきたい
— そんこう@弱くても千葉ロッテを応援 (@inoue_sonkou) 2025年1月15日
玉木さんとしては距離をとりたい
だが、両者ともその支持層は情弱や低学歴で国民民主の支持層とは被らないがそれなりの人数がいる
(国民民主も新規の支持者にはちょいちょい怪しい人も多いが・・・)
距離の取り方に苦心しているだけの発言に過ぎないですよ
この人は、今の新しい民民支持層は「情報に強く」「高学歴」なので「情弱で低学歴」の石丸や中田敦彦の支持層とは被らないなどと思っているらしい。ほんまかいな。
ていうか玉木くんにとっては石丸新党は邪魔。ポピュリズム群雄割拠のつらみ。 https://t.co/xTauDbAQQw
— こたつぬこ🌾ネオ構造改革派 (@sangituyama) 2025年1月15日
この構造は小池百合子72歳、玉木雄一郎55歳、石丸伸二42歳という年齢を考察に入れるべきだ。小池は3年後の都知事選にはもう出てこない可能性が高いし、小池自身は選挙にめっぽう強いが、小池が強く推す候補は別に強くない。昨年の衆院東京15区補選に5位で惨敗した乙武洋匡がその好例だ。玉木は乙武を熱く応援したが票にはつながらなかった。小池引退が遠くない現在、石丸にとって小池一派は打倒の対象でしかないが、玉木はそういうわけにはいかない。
玉木にとって石丸新党が邪魔だというのは、その通りだろうと思う。