kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「参政の支持率が上昇。自民は平均すると微増。国民とれいわの支持率が下落。」(三春充希氏)

 NHKとANNの世論調査で石破内閣と自民党の支持率が上がったとして話題になっているが、三春充希氏によれば大きな流れとしては自民は微増、民民と新選組の支持率低下と参政党の支持率上昇が見られ、他はほぼ横ばいとのことだ。

 

 

 

 

 民民の政党支持率には双耳峰の鹿島槍ヶ岳を思わせる2つの大きなピークがあった。最初が昨年末で二度目が今年3〜4月。今年4月に例年のような衆参補選があって民民が公認候補を立てていたら党勢の躍進が加速したかも知れなかったが補選はなかった。昨年の衆院選前と比較すると民民の支持率はまだまだ高いが、三春氏の比例代表議席予想で民民は立民に再逆転された。

 

 

 参政党が共産党とほぼ肩を並べた。

 自民から民民や新選組に流れた票が両党を見限って参政党に流れるというのは、流出元が自民党安倍派に親和性の高い人たちだと考えると自然な流れかと思われる。参政党はより自民党安倍派的な方向性を明確に持つ政党だからだ。これが大きくなったら民民や新選組どころではない本当の脅威になりかねない。参政党に対しては妥協の余地は一切ない。そういう政党だとみる。

 そういえば参政党には安藤裕がいる。かつて山本太郎が「総理大臣にしたい」と絶賛した人だ。

 昨年春の衆院東京15区補選に立候補して供託金を没収された候補も、秋の衆院本選で参政党から比例九州ブロックに出馬して当選した。小政党の早い段階の構成員にはこんな特典がある。2019年衆院選東京15区でその域に達しそうになったのが金澤結衣だったが比例復活はならずに落選した。現在は神奈川20区の自民党支部長となって衆院議員を目指している。「寄らば大樹の陰」なのだろうが、その「大樹」は1980年代に当時50代だった手塚治虫が描いた『陽だまりの樹』のようなものだろう。以下Wikipediaより。

 

タイトルの「陽だまりの樹」は、作中において主人公の伊武谷万二郎に対し、水戸学の弁証家である藤田東湖の自宅の庭の虫に食われた桜の樹を当時の日本の姿に例えて語ったものである。

 

 長い目で見れば必ず倒れる巨木だが、本格的に倒壊を始めるまでは図体がでかいためにずっと保ちそうな錯覚を人々に起こさせる。「自民党は歴史的使命を終えた」と言われてからもうひと世代くらいの長い年月が経ったが、その巨木が倒れ切るまでは戦国状態が続く。そこでは一時的に「万人の万人に対する闘争」の状態が続くと思われるが、現在もっとも危惧されるのは、そのあとに封建制がやってくることだ。フランスではフランス革命以前の社会を理想とする人たちがいて、ロシアのプーチン帝政ロシアの最高を夢見る。日本でも明治維新以前への回帰を目指す人たちが増えるかもしれない。天皇制とどう折り合いをつけるのかは知らないが。

 最近は「宗教右翼」が下火になりつつある。たかだか明治維新以降1945年までの時代を理想とする人たちが右翼の間で主流でなくなりつつあることを意味するのかもしれない。

 今日は特に時間がないので以上の駄文にとどめる。