kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「公明票は大きいんですよね。国会の議席数や支持率からは見えないような大きさがあります。」(三春充希氏のXより)

 NHK世論調査が出た。三春充希氏のXより。

 

 

 自民党支持率は先月より微減。少し前に出た共同通信世論調査では10ポイントほど上昇して自民党支持率が30%を超えていたが、それはもちろん公明党が連立離脱を表明する前のこと。

 下記は他の方のXだが、同じNHK世論調査では公明党の連立離脱を評価する意見が3分の2を占める。

 

 

 もっとも公明離脱を評価するのは私のような反自民の人間ばかりではなく、新自由主義右翼らの「公明党が去ってくれた。万歳!」という意見も含まれるのだろうが。

 

 

 そういうことだ。

 既に現在の石破政権でも自公は少数与党だが、高市早苗が総理大臣になったらさらなる「超少数与党」になる。だから野党は数合わせと言われようが別の組み合わせを提示しないわけにはいかない。こういう事態が起き得ることは全く予想できなかったことでもないのだから、各野党は常日頃から「いつ何時自分たちに政権が任される日が来るかもしれない」と考えて政策を練らなければならなかった*1。最大の懸念は立民の長妻昭などが民民にすり寄ってか「立民の政策を変更することもあり得る」などと発言していることだ。玉木雄一郎なんかを担ごうとするからそんなことになる。立民は早く首班指名の対象を玉木雄一郎から斉藤鉄夫に切り替えなければならない。しかし長妻発言などにみられるのは、昨年の立民代表選で野田佳彦を選んでしまった弊害だ。立民も今年の自民と同様、党首の選択を誤った。

 

 三春氏のXの紹介に戻る。下記Xに貼り付けられたグラフには、前記の共同通信などの結果も反映されている。

 

 

 

 野党では明らかに参政党が一番手ひどく自民党に票を食われている。当然だろう。同党はもともと自民党の極右支持層を食って支持を拡大していたからだ。また、少し前まで目立っていた維新の凋落に加えて、山本新選組の凋落も顕著になり、その政党支持率はピーク時の半分を割り込むに至っている。同組は政党支持率では第8党に転落した。

 

 

 年齢別では40代で自民党支持がもっとも増え、70代で激減している。橋本健二氏のいう「新自由主義右翼」(いわゆる「岩盤保守」)がもっとも多い年齢層は40〜50代なのかもしれない。

 下記は他の方のXだが、自民党支持層の男女別では男性の支持率が上がり、女性の支持率が下がった。

 

 

 下記は自民党支持率のもう少し長い時間変化。

 

 

 自民党支持率には「総裁選ブースト」があり、それが過ぎると下落に転じる。長い目で見れば確実に自民党の党勢は後退している。

 

 

 

 三春氏の分析を楽しみに待ちたい。

*1:それが特にできていなかったのが民民だといえる。玉木雄一郎は「どうせ野党なんだから」と高を括ってモラトリアムを満喫していたのだった。とんでもないやつだ。高市早苗ともども、絶対に総理大臣にしてはいけない人間である。