kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

目黒区長選で落選した都ファ・民民推薦の伊藤悠は立民・手塚仁雄の元秘書だった

 都ファ小池百合子びいきと疑われる平河エリ氏がこんなXを発信していた。

 

 

 私は目黒区長選自体ほとんど知らなかったのだが、調べてみると、もともとは民主党系だった多選区長(2004年初当選で、今回も当選したので6期目)に都ファ・民民が推した伊藤悠(ゆう)、立民が推し共産などが支援した西崎翔(つばさ)、自民が推す河野陽子が挑んだがいずれも敗退した。

 この結果について、西崎の得票数が伊藤に及ばなかったため、私は「何やってるんだ」と思ったのだが、小池はどうやらこの区長選に本気で勝ちを狙いに行っていたようだ。

 一般紙よりも、いつも小池だの維新だのろくでもない勢力の側からばかり政治記事を載せるスポーツ紙が「小池系候補の敗北」として伝えていた。

 

www.nikkansports.com

 

 記事の引用は省略する。

 私が強調したいのは、この伊藤悠というのが本当にとんでもない人だということだ。

 伊藤は、もともとは手塚仁雄の秘書だったが、民進党を離党して2017年都議選に目黒区から都ファ推薦で立候補して当選した。その後の都議会での乱暴狼藉ぶりは、立民の五十嵐衣里都議のXを見るとよくわかる。同都議はたとえば、下記Xをリポストしている。

 

 

 ひとことでいえば、都ファの権勢をかさに威圧的な行動をとる憎むべき人物であって、小池はこんな人を区長選で応援していたわけだ。

 また伊藤が手塚仁雄の秘書から出発した人だったことにも留意されたい。手塚自身は野田佳彦グループに属していて、たまたま野田が小池に「排除」されたことから(おそらく細野豪志の進言でも入れたのだろう)立民入りしたが、民進党右派だった野田Gの人たちは本来は小池になびくような成功を持っていたといえそうだ。

 そんな小池一派になびきがちな平河エリ氏とは、同じ「えり」でも五十嵐衣里氏は大違い。下記Xなど、都議会の呆れた実態を私たちに教えてくれている。

 

 

 2021年の都議選初当選時にはよく平河氏が五十嵐氏をリツイート(当時)していた記憶があるが、どうやらお二人の主義主張や思想信条などは大違いのようだ。近年、平河氏は右派新自由主義者としての正体を徐々に表し始めたように私には思われる。

 一方の五十嵐氏のXは非常に良い。

 

 

 

 

 

 この最後のXには特に強く共感した。今の日本は、都ファに限らず、「異論も言えず、自分の頭で考えて自分で善悪判断出来ない」政治家や有権者だらけではないか。本当に腹が立つ。

 Xを眺めていて時々イライラさせられるのは、衆院東京15区補選で酒井菜摘候補を応援する人たちの中に「乙武が伸びていないのが痛い」という人たちがいることだ。「だから金沢結衣にまくられるかもしれない」と言いたいのだろうが、とんでもない。考えたくもないが、万一酒井候補が「まくられる」可能性があるとしたら、それはこのところ政党支持率が低下気味の維新の金沢にではなく、乙武にだろうと私は思う。それを直感したのが、一昨日にブログ記事を1件書き上げようとした時に固定電話にかかってきた、小池百合子乙武への投票を呼びかける録音テープを流していると思われる音声だった。

 あれで、投票所に行くつもりがなかった人たちが投票所に行って乙武の名前を書くかもしれない、小池はこの補選を諦めていないどころか激しく執念を燃やしていると思ったのだった。それは自民党の江東総支部にとっても迷惑極まりない話だろうが、小池にとっては江東総支部山崎一輝を応援する人たちのことなど知ったことではないのである。

 乙武とは、そんな人間に応援された候補だということだ。

 維新と(都)ファとは同じくらい悪質な政党で、どちらがより悪いともいえないくらいだと私は思っているが、仮に乙武洋匡と金沢結衣のどちらかをとることを強制されるなら私は金沢をとる。主義主張や思想信条だけをとれば乙武のほうがマシだろうが、自らの意思で5年間1万5千回の辻立ちをした金沢の方が、小池の操り人形でしかない乙武と比較すれば、人間としてはまだ評価できると思うからだ。なお今回の記事は、最低限、選挙のためだけに他の土地からやってきた乙武(だの飯山某だの)には負けたくないという思いから書いた文章であって、維新を評価するつもりなど毛頭ないことを申し添えておく。

 

[追記]

 調べてみたら、五十嵐衣里氏も野田Gの小西洋之衆院議員の秘書経験者のようだ。野田Gといっても人それぞれということか。

「次の選挙で政権交代」だ。そういう闘いをしなければ次だって次の次だって負けるだろう。闘わなければ情勢は動かない。闘うときに支持が集まる。怯むな。(三春充希氏のX, 2021年4月16日)

 結局衆院の3補選すべてについて、立民候補の名前が二番手以降に出てくる情勢調査結果は一つもなかった。一番接戦予想だったのが朝日の東京15区で、酒井わずかにリードとの表現。共同と読売も弱いリードの表現だった。ここでは三春充希氏のXをリンクするにとどめる。

 

 

 また島根1区では朝日のみ亀井候補の「やや優位」、他は大差とみているようだ。

 

 

 2021年衆院選で立民の退潮を唯一言い当てた朝日の調査結果が不気味ではあるが、今回の朝日調査は特に東京15区のサンプルが少なく286人だ。結果も他機関の調査と大きく違って乙武洋匡須藤元気を上位に予想している。朝日の記事は有料なので、以下にプレゼントのリンクを張る。有効期限は24日6時44分。

 

digital.asahi.com

 

 読売と朝日は飯山陽を下位に予想しているが(朝日5位、読売記述なし)、これは是非とも当たってほしい。金沢結衣の維新も十分に危険な政党だが、日本保守党など論外の超極右政党だと私は考えているからだ。そんなところの候補が突然出てきて上位に進出されてはたまったものではない。

 長崎3区の立民対維新は本当にお話にならない大差がついているようだ。

 昨日は目黒区長選も行われた。多選区長に都ファ・民民、立民、自民の3勢力が挑むというよくわからない構図の選挙だったようだが、多選区長が勝った。ただ気になったのは2位争いで都ファ・民民連合軍が野党共闘型の立民候補の得票を上回ったことだ。一方良かったのは自民推薦の候補が2位、3位に大きく水を空けられたことだ。各候補の得票数は下記目黒区の開票結果を参照されたい。

 

www.city.meguro.tokyo.jp

 

 目黒区で野党共闘都ファ・民民連合に負けるようではリベラルの弱い江東区ではどうなるかと多少心配ではある。昨日は檄を飛ばすブログ記事を書き終えようとしたタイミングで、小池百合子乙武洋匡への投票を呼びかける音声の録音と思われる電話がかかってきたが、背筋が凍る思いがした。ああいうのにつられて乙武に投票する人が増えるかもしれない。右派勢力の得票数の分布がどうなるかは、本当に蓋を開けてみなければわからない。

 今回の補選は、立民の1勝2敗の場合はもちろん、2勝1敗でも野党第一党として信認されたとはいえない結果と総括されることになる。島根で負ければ自民党に一息つかせて6月解散の可能性が高まるし、東京15区で負ければあれほどの右派勢力乱立でも勝てないことが示されるから、これまた大きなダメージを受ける。15区民の私がどうしても気に入らないのは、今回の補選立候補表明と同時に酒井菜摘氏の総支部長就任が決まるまでの間、2年半もの長期にもわたって東京15区総支部長を空位にし続けてきた立民都連及び泉執行部のあり方だ。21年衆院選での井戸まさえ氏は東京4区から選挙の直前に国替えでやってきて、金沢結衣を上回る2位の得票を得ていたにもかかわらず、立民は井戸氏からの再任要請を黙殺し続けていたようだ。今回リードが伝えられる酒井氏は、区議2期目を1年も務めないうちにやり直し区長選、ついで衆院補選に立候補した人であって、酒井氏の総支部長就任は柿沢未途の件がなければあり得なかった、いわば「成り行きでそうなった」人事といえるだろう。野党第一党がそんなあり方で良いのだろうか。勝てば「結果オーライ」になるのかもしれないが、仮に立民が今回の候補者選定で酒井氏と天秤にかけた須藤元気に食われて負けるようなことがあれば、最低でも都連の手塚仁雄は都連幹事長職を辞任すべきだし、私は泉も代表を辞任すべきだと思う。

 前記三春氏が下記Xをリポストしていた。

 

 

 リンクされた三春氏のXは、まだ枝野幸男が立民代表だった2021年4月に発信された。

 

 

 だから上記のXは、泉健太を批判する意図でポストされたものでは決してない。

 昨日も書いたが、泉は昨年11月に「5年後の政権交代を目指す。ホップ、ステップ」などと言っていた。その結果、十分な闘志をもって補選に挑めたとは言い難い。候補者選定の遅い段階まで無所属候補に乗っかるオプションを残していたことがその証左だ。

 それで負けたら、補選の情勢調査はどうやらやっていないと思われる毎日新聞の全国世論調査で示された「次の衆院選政権交代を求める」62%の人々のニーズに応えられなかったことになるのだから、代表辞任に相当するとしか私には思えない。

立民・酒井菜摘氏がやや先行 維新・金沢結衣氏、諸派・飯山陽氏が追う 東京15区補選情勢(共同)

 衆院東京15区補選、共同通信調査では「酒井やや先行、金沢・飯山追う」との結果らしい。

 共同の調査結果を載せた産経の記事を以下にリンクする。引用は余裕があればのちほど行う。

 

www.sankei.com

次期衆院選で「政権交代してほしい」62% 毎日新聞世論調査

 毎日新聞世論調査で岸田内閣支持率が22%に回復した。

 

mainichi.jp

 

 しかし同じ世論調査で、「次の衆院選政権交代してほしい」と答えた人が62%だった。

 

mainichi.jp

 

 以下引用する。

 

次期衆院選で「政権交代してほしい」62% 毎日新聞世論調査

毎日新聞 2024/4/21 17:11(最終更新 4/21 17:28)

 

 毎日新聞は20、21の両日、全国世論調査を実施し、次の衆院選政権交代してほしいか尋ねたところ、「政権交代してほしい」が62%で、「政権交代してほしくない」は24%にとどまった。「わからない」も13%あった。

 

 昨年11月以降、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が深刻化。岸田内閣の支持率は2月に14%まで下落した。4月は20%台を回復したものの、10カ月連続で30%を下回っており、厳しい政権運営が続いている。

 

URL: https://mainichi.jp/articles/20240421/k00/00m/010/107000c

 

 今や世論はそうなっている。

 5か月前に、立民代表の泉健太「5年で政権交代。次期衆院選で基盤築き、ホップ、ステップ」などと言っていた。以下、昨年11月の朝日新聞デジタルより。

 

www.asahi.com

 

 上記泉の発言を弊ブログは下記記事にて批判した。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 以下引用する。

 

 泉健太支持者がこの泉発言に納得し、小沢や蓮舫のみならず一般の泉批判者に強く反発していることはいうまでもない。泉の強力な後ろ盾である岡田克也も泉をサポートするコメントを発している。

 しかし、彼らが失念していることが一つある。それを弊ブログは指摘しておかなければならない。

 それは、衆院選選挙制度だ。そう、白を一発で黒にひっくり返す小選挙区制である。だから、今のように政権与党の自民党と鼻息荒く野党第一党の座を狙っていた野党第二党にともに強い逆風が吹いたら、立民が政権を担わなければならない局面が突然現れる可能性が十分ある。少し前に弊ブログでマストドンを紹介したシゲ氏だったと思うが、現在の保守勢力は岸田文雄らの旧保守と、菅義偉や維新などの新保守、それに亡き安倍晋三の流れを汲む復古主義的極右の3勢力があり、周知の通り後二者には一定の友好関係がある。しかし今後は、自民党に取って代わりたい維新と、安倍菅時代のように維新には自分たちと肩を並ばせない程度に協力関係を保ちたい復古極右との間にも必ずや緊張関係が生まれるはずだ。つまり保守勢力が旧保守・新保守・復古極右の三派鼎立になる可能性すらあるわけで、そうなると有権者の3分の1程度を占めるに過ぎないとみられるリベラル・左派であっても消去法で小選挙区下でも一定程度選ばれ、それを受けて少数与党として政権を担わなければならない事態に追い込まれる可能性がある。

 このように考えると「5年で政権交代を考えている」という泉健太はあまりにも悠長に過ぎるとしかいえない。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2023/11/08/083147

 

 上記引用文の冒頭に「小沢や蓮舫」と書いたが、これはいうまでもなく「5年で政権交代」という泉の発言に対し、立民党内から小沢一郎蓮舫による批判が出たものだ。

 私は正直言って小沢や蓮舫は嫌いだし評価もしないが、この泉発言に関する彼らの批判は正しかった。

 私は上記記事中に

保守勢力が旧保守・新保守・復古極右の三派鼎立になる可能性すらあるわけで、そうなると有権者の3分の1程度を占めるに過ぎないとみられるリベラル・左派であっても消去法で小選挙区下でも一定程度選ばれ、それを受けて少数与党として政権を担わなければならない事態に追い込まれる可能性がある。

と書いたが、現在私自身の在住地で行われている衆院東京15区補選は、まさにこの構図そのものではないか。

 言わんこっちゃない。3補選の結果がどうあれ、現在に至るまでの政治の流れを5か月前に全く読めなかった泉健太立民代表は更迭した方が良い。

 なお、上記引用文に続く部分に、2022年参院選の結果に関する泉健太の言い分を徹底的に批判したので、興味のある方はその部分もご覧いただければ幸いだ。

立憲・酒井氏優勢 維新・金澤氏と諸派・飯山氏が追う 衆院・東京15区補選 JNN中盤情勢調査

 JNN調査でも東京15区補選は酒井優勢、金沢と飯山が追う情勢とのこと。

 

news.yahoo.co.jp

 

 引用はとりあえず省略。時間があれば追記する。

これまでの負け戦続きの後遺症のせいか、「次の衆院選が自民と立民との間の「政権交代の是非を問う」こと」とは私にはまったく予想できません、とのコメントをいただいたが‥‥

 そうそう、もう一件、このコメントに返事しなければならないと思ったのだった。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 入江

これまでの負け戦続きの後遺症のせいか、「次の衆院選が自民と立民との間の「政権交代の是非を問う」こと」とは私にはまったく予想できません。
政権交代がなったとしても、泉首班では野田よりさらにダメダメ・グズグズの政権となって、やはり自民党政権でなければいかぬと、その中でも最悪の萩生田みたいなのが次の選択になるのではないか、みたいな悪夢みたいな予想しかできません。
ワイマル共和国の末期のようなかわいそうな我が祖国。

 

 何言ってんですか。

 いくら「入江」様が「負け続きの後遺症のせいか」次の総選挙が政権交代の是非が問われる選挙になることを「まったく予想できない」と書いても、立民が補選で3戦全勝すれば「否応なくそうなる」んですよ。

 それを三春充希氏は示唆しているわけです。

 「まったく予想できない」なんて、ちょっと前まであなたが(私と同様に)きわめて批判的に見ているであろう泉健太が「ホップ、ステップ、ジャンプ。5年後の政権交代を目指す」などと悠長なことを言っていたのとまるっきり同じじゃないですか。泉グループの広島県連の独裁者なんか、リベラル系の広島3区の総支部長を誰も知らない(おそらくは保守系の)人に置き換えたりしたらしいですけど、そのように悠長に構えている場合じゃないとして、弊ブログは泉及び立民の保守派を批判しました。あなたのコメントを読む限り、泉を批判する側も泉と同じような悠長さじゃないですか。

 私はこのブログでずっと、小選挙区制下では野党第一党は常に政権交代を準備していなければならないとか、昨年夏の段階で岸田内閣支持率が今度落ち始めたらもう回復しないとかずっと書いてきました。しかしそれらの記事はに読者からの共感はあまり得られませんでした。私は与党も野党も、どちらの支持層も、果てには無党派層までもここまで鈍感だったとは、と怒り心頭に発しています。

 泉がダメだったら次は萩生田あたりではないかとおっしゃいますが、萩生田光一に持続可能な政治ができるとでもお考えなのでしょうか?

 私は、萩生田や高市早苗のような極右こそ、仮に自分が総理大臣になった場合、どううやったらうまく舵取りができるか、政策なんかまるっきり思い浮かばないんじゃないかと思っています。たとえば高市は防衛国債で激増する軍事費を賄えば良いと口では言っているようですが、実際にそんな政策が破滅的な副作用をもたらすことなしに実行可能なんでしょうか。私はそうは思いません。私は彼ら自民党極右系の人たちこそ、政権担当能力をもっとも欠いた人たちであると信じて疑いません。舵取りをうまくできないのは、何も泉健太だけじゃないですよ。おそらく自民党の政治家たちの方がもっとひどいです。

 今こそ知恵を絞るべき時です。

 「ワイマル共和国の末期のようなかわいそうな我が祖国」なんて、そんな自己憐憫(れんびん)に浸ってる場合じゃないですよ。しっかりして下さい。

 ところでここまで書き終えた時、固定電話がかかってきた。これまで2回受けた補選の情勢調査かと思いきや、なんと乙武洋匡への投票をお願いするという小池百合子の声が録音された音声が流れてきた。

 これにはびっくり仰天した。

「東京15苦」‥‥(きょんきょん氏のXより)

 「東京15苦」ですか‥‥(苦笑)

 

 

 

 ありがたいお言葉ですが、木村弥生は捕まってません。在宅起訴です。

 この木村という人、他所から当地にやってきた私はよく知らなかったんですが、ある時期に(2010年代半ばから後半くらいか)地元の自民党支持系の人による「木村さんの娘さん、まだ戻ってこないのか」との書き込みをネットで見て初めて認識したのでした。

 木村氏は自民党内でもあまり優遇されておらず、衆院選初当選は2014年の比例北関東ブロック、次の2017年衆院選ではなんと泉健太と戦う京都3区に回され、この選挙では比例復活したものの(泉は衆院選では無敵の強さを誇るが、2017年衆院選では「希望の党」が受けた逆風のためにやや得票が伸び悩んだ)、2021年には大方の予想通り落選。それで残る政治生活を地元の江東区長として終えようと自ら考えたのか、それとも柿沢未途にそれを唆されたのかはわかりませんが、柿沢と組むことになりました。それが木村氏の運の尽きでした。

 この経緯から、実は私は少しばかり木村氏への同情もありまして、区政も4期続いた故山崎孝明区長時代よりはマシになるのではないかとも思っていました。前の記事に書いた通り、区長選では木村氏にも山崎一輝にも入れずに社共が応援した候補に投票して予想通りの惨敗でしたけど。

 

 

 

 2012年には日本未来の党東祥三も出てましたけどね。東は民主党が立てた刺客の「森を伐採し損ねた」田中美絵子にまで負ける大大大惨敗に終わりましたけど。

 でも秋元は菅義偉と繋がる利権政治家ですし、柿沢未途には酒気帯び運転で都議を辞職した過去もありますから、両人を「やばい政治家」と見抜くことはさほど難しくはなかったと思います。少なくとも私は当区に来た早い段階で、特に柿沢未途を激しく嫌うようになりました。秋元については、自民党だからどんな人であっても驚かないという程度の忌避感でしたが。

 

 

 

 てか「自民出身者」に限らず、たとえ民主・民進系政党の出身者であっても、労組が都ファを支援すること自体あり得ないですよ。それって小池百合子を「労働者の味方」と認定することにほかなりませんからね。

 上記Xの後段については私も全面同意します。

 

 

 

 

 私は「強い乙武」というより、「自公が安心して推薦できる」候補を出してきたなら酒井候補に勝ち目はなかったと思っているので、その意味できょんきょん氏に同意します。

 そもそもファが乙武の擁立を発表するタイミングは、私の予想よりも大幅に早かったです。私は、今回「つばさの党」がやったようなギリギリのタイミングで発表してくると覚悟していました。その場合には共産党が小堤東候補を下ろす時間が取れず、それでは酒井氏の当選も見込めないので、立民は酒井氏を擁立できず、無所属の須藤元気に立民が乗っかる形になるんじゃないかと予想していました。そのような意味のことをブログ記事に書いた記憶もあります。

 でもまだ3月中の乙武擁立の発表だったため、同じ日に「待ってました」とばかり立民が酒井氏の擁立を発表しました。あの時点で初めて、これはなんとか勝負に持ち込めるかもしれない思いました。そしたら、まず公明党が、次いで民民が渋り始め、乙武自民党についてネガティブなこめんとをするなど、敵の方から勝手に崩れて行った結果、選挙戦序盤で酒井氏の優勢が伝えられるという、想像もしなかったまさかの状況になりました。だって酒井氏は区長選で都ファの大久保朋果候補に完敗したんですよ。立民が酒井氏の擁立を考えているらしいことを最初に知った時にブログで反対意見を書いたのはそのためです。その時はせっかくの有望株を立民は無駄遣いするなよ、と思ったのでした。

 下記は他の方のX。

 

 

 でも須藤にも地元出身者として自民党支持層の受け皿になったりと、それなりの役割はあります。

 それに前記の通り、おそらく立民自身にも都ファの候補者発表が引き延ばされて共産に候補者を下ろす余裕がなくなった場合を想定して、その場合には酒井氏を立てるよりは須藤に乗っかるというオプションを想定していたと思われますから、須藤の立候補自体は止むを得なかったのではないか。現時点ではそう思うようになりました。