kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

コイズミという男が自首して逮捕されたが

元厚生事務次官殺人事件で、コイズミという姓の男が自首して逮捕された。これで、この事件には思想的背景はないという解説がマスコミでなされている。

だが、本当にそうだろうか。

私が直ちに思い出したのは、昨年4月の伊藤一長長崎市長が銃撃されて死亡した事件だ。伊藤氏は保守の出身だったのに、市長に就任すると平和運動に熱心に取り組んだ。だが、犯人(その出自をめぐってnikaidouや『博士の独り言』がデマを撒き散らした)逮捕の際、動機に思想的背景はないとされ、ネット右翼は「在日の仕業だ」として政治テロが疑われる事件を反韓感情の扇動に利用しようとする恥知らずな言説を展開した。

しかし、あの犯人は「日本会議」とつながっていた。時の首相・安倍晋三は犯行を糾弾する言葉が口をついて出てこなかった。あれはやはり大いに思想性の強い政治テロだったのではないかと、私は今でも考えている。

今回の事件にも、必ず暗くて深い背景がある、そう私は直感する。