先日元巨人・阪神の小林繁が亡くなったニュースはショックだった。1993年に元広島の津田恒美が亡くなった時もショックだったけれど、津田は悪性脳腫瘍という稀な病気だった。だが、小林は心筋梗塞だ。過労死する人の死因で特に多いのは心筋梗塞とクモ膜下出血だという。
小林の死をきっかけに早世した野球選手について調べたわけでもなんでもないのだが、偶然知ったのが昔やはり巨人にいたルイス・サンチェというリリーフエースが5年前に51歳で亡くなっていたことだった。全然知らなかった。脳血管疾患だったというが、クモ膜下出血か何かだったのだろうか。本当は「サンチェス」なのに、読売関係者の勘違いか何かで「サンチェ」と呼ばれることになった「カリブの怪人」。巨人は、トレードを拒否して引退した定岡正二へのあてつけに、定岡とは対極のイメージのこの外国人投手に、定岡と同じ背番号「20」を与えたなどと当時言われていた。
そういえば来日したプロ野球選手には早世した人が多いことも思い出した。サンチェをスカウトした元阪急・ヤクルトのボビー・マルカーノは39歳で肺癌のため亡くなった。元阪神のラインバックは38歳で事故死したし、同じ元阪神のオルトは54歳で自殺。元日本ハムのトニー・ソレイタは43歳で射殺された。元ダイエーのトラックスラーは、アルコール中毒性の肝硬変のために37歳で死んだ。彼らのうち、トラックスラー以外の訃報は記憶にあったが、トラックスラーの死だけは知らなかった。あぶさんは大丈夫なのだろうか。
それにしても、激しい人生を歩んだ人が多かったようだ。