kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

経団連が熱望する「橋下徹・みんなの党」政権

政治について語るブログを書いていればわかるが、「小沢一郎」をタイトルにした記事にはアクセスが多いし、小沢一郎を血祭りに上げようと暴走する検察を批判する内容だと「ブログ拍手」もたくさんつく。一方、小沢一郎を批判する内容だと「ブログ拍手」は少ない。

これだけなら、ネットの世界での「小沢人気」という、前からわかっている話だが、不人気なトピックというのがある。少し前までは税制に関する問題はあまりアクセスを集めなかった。菅直人首相が「消費税増税」を言い出したのにも、税制問題に不感症気味だった世論を甘く見たことがあるかもしれない。

その税制問題以上に、毎回全くの不人気を極めるのが環境・エネルギー政策に関する記事であり、だから、昨日(7/20)の『きまぐれな日々』では環境・エネルギー問題に関する用語をタイトルに使わず、「経団連」批判をタイトルにした。しかし、やはり反応は鈍かった。

それで思ったのだが、人々は「みんなの党」流の公務員叩きには興味があっても、「経団連」への批判にはあまり興味がないのではなかろうか。

実際には、官僚といっても悪いのは高級官僚なのだが、それが行政サービスに携わる公務員全般への批判にすり替えられる一方、高級官僚とタッグを組んで日本を悪くしている経団連は、「官」ではなく「民」であるが故に(?)、人々の怨嗟の的にはなりにくいのだろうか。

大阪府知事橋下徹が「みんなの党」との提携を口にしたそうだが、橋下と経団連の関係はどうなのか、「みんなの党」の渡辺喜美経団連の関係はどうなのかということを誰も考えようとしない。

おそらく、今、経団連がもっとも熱望しているのは、橋下徹の国政進出だろう。それまでのつなぎとしては、「みんなの党」にも強く期待しているに違いない。経団連は、消費税増税法人税減税のような「汚れ役」は、彼らの好まない菅直人にやらせて、菅内閣の支持率が落ちるところまで落ちたところで、「みんなの党」なり橋下徹なりが中心になった政権を颯爽と登場させようとたくらんでいるのではなかろうか。

そして、かつて小泉純一郎に熱狂した国民は、橋下徹渡辺喜美を歓呼をもって迎えるだろう。

その数年後に待っているのは、焦土と化した日本である。