kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

預金への課税の話が、テレビ朝日の『スーパーモーニング』で出ていたらしい

きまぐれな日々 消費税増税対インフレターゲット。「資産課税」ではダメなのか を公開したのは、タイムスタンプを見ると昨日(30日)の午前8時14分だが、ちょうど番組が始まったばかりのテレビ朝日スーパーモーニング』に、預金に課税するという話が出ていたらしい。

「玉川総研のコーナー」で、クレディスイス銀行・白河浩道氏が「劇薬だが」として語った「貯蓄税2%」という案がそれで、骨子は1000万以上の預貯金に対し年間2%を課税して吐き出させるというものらしい。

それで合点がいった。なぜかブログのコメント欄では、「1000万円を越える預金への課税」などという、私が書いてもいないことが議論されていたからだ。どこからそんな数字や方法論が出てくるのかと訝ったのだが、コメントを書かれた方々はテレビ朝日の番組をご覧になっていたに違いない。もちろん私はくだんの番組を見てブログの記事を書いたわけではない。

私は、預金に課税するなら、「1000万円以上の預金に一律2%」というより、もっと累進的に課税するのが良いと思うが、いかがだろうか。

だって、現在の所得税制では、年間所得1億円を超えると実質的な税率が下がる逆進性が現れるが、法外な資産を蓄えた人たちというのは、こうした所得税制のおかげで課税が少なくて済んでいて、その蓄積が膨大な資産になったなのではないかと思われるからだ。もちろん、そういうパターンばかりではなく、70年代やバブル経済時代の地価高騰期以前に取得していた不動産による場合など、さまざまだろうけれど。

だから、資産課税の手段は預金への課税以外にもいろいろあると思うが、私が重視するポイントはただ一点、累進性である。

その税収を原資に再分配政策を行えば良いのである。まあ、富裕層に納得してもらうための方策も必要ではあろうけれど。