kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

3年前の参院選直前に、「消費税率10%」と「所得税・住民税の大減税」を主張していた小沢一郎

こんなの見つけちゃったよ。元は3年前の「2ちゃんねる」への投稿らしい。


民主小沢代表、消費税率10%は変わらず

民主小沢代表、消費税率10%は変わらず

1 : 果樹園経営(東京都):2007/07/10(火) 03:04:59 ID:9czwLgVF0 BE:153646092-PLT(12400) ポイント特典
民主小沢代表、消費税率10%は変わらず


 民主党小沢一郎代表は9日夜、テレビ東京の報道番組で、消費税率を将来は10%程度まで引き上げるべきだとの持論は変わっていないとした上で
「ただし、所得税や住民税をものすごく安く、簡素化するなどの大減税と同時に考えていかないといけない」と述べた。

 政権を担った場合、税制の抜本改革をどの程度の期間で行うかについては
「(担当してから)そう長くはかからない。所得税の控除などもすっきりさせ、所得の低い人などは(生活保護など)歳出でみた方がいい」と説明した。


http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070710-224743.html


何じゃこりゃ。小沢は菅直人の消費税増税論を批判しているが、小沢自身も消費税増税論者じゃないか。今だって、「次の総選挙までは消費税増税をしない」と言ってるだけだ。

所得税・住民税の大幅減税案も、3年前と今で何も変わっていない。

だいたい、小沢の減税発言を知って、所得税や住民税を減税した分の税収減をどこで補うんだと私は思ったのだ。やはり小沢の腹は「消費税増税」だった。

小沢一郎という男は、あれで結構首尾一貫したところがあるから、3年前と今で考えを変えているはずがない。

3年前、消費税増税を唱える小沢一郎参院選に勝ち、似たようなことを言った菅直人が今回負けたのは、一つには昨年夏のマニフェストがあったからだし、3年前には「消えた年金」問題があったのに、安倍晋三が全然目を向けず、改憲にばかり熱心だったからに過ぎない。

消費税増税の政策に関しては、菅直人小沢一郎で何の違いもないばかりか、所得税・住民税減税による「小さな政府」指向が明らかになり、小沢一郎新自由主義者としての正体がますますはっきりしてきた。

当面の積極財政指向という小沢一郎唯一のアドバンテージだけは消えずに残っているけれど、将来の政策に関しては、小沢一郎を評価することは全くできないし、期待できる点も何一つない。