kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院選で「みんなの党」に投票した天木直人が、今度は稲田朋美を絶賛した

今日午後2時台に、突如『きまぐれな日々』へのアクセスが急増した。Google検索経由で、下記エントリへのアクセスが集中したためである。


なぜこんなことになったかというと、今日国会で稲田朋美菅直人首相に質問したためらしい。いったいどんなにすごい質問をしたのかと思って、朝日、毎日、産経各新聞のサイトを見てみたが、朝日や毎日はもちろん、産経のサイトにも何も出ていなかった。

報道ステーション』でも、菅首相がフジタ社員の解放のために何をやったのかと金切り声を張り上げる稲田が映っていて、菅直人の答弁は確かにぶざまだったが、稲田もまた見苦しさばかりが目立った。

某所で、いったい稲田は何を言ったのかときいてみると、「安倍晋三ばりに『シンガンス』の件について菅直人にいちゃもんをつけていた」とのことだった。

ところが、そんな稲田朋美の質問に陶酔していたのが、先の参院選で「みんなの党」に投票した天木直人である。

http://www.amakiblog.com/archives/2010/10/06/(注:リンク切れ)

以下引用する。

 久しぶりに代表質問らしいものを聞いた。10月6日の午後に行なわれた衆院代表質問における自民党稲田朋美議員の質問がそれだ。

 メディアが書く前に私の評価とこの質問が日本の今後の政局に与えざるを得ない影響について書いておきたい。 

 稲田氏の考えは、今の日本の政治のなかでも、最も保守・国家主義的な考えであり私の考えとは基本的なところで大きく異なる。

 しかしその立場の違いにもかかわらず、今日の彼女の代表質問は見事であった。

 菅民主党首相にぶつけた質問事項のすべては、いずれも現下の重要な問題であり国民の多くが菅首相に聞いてみたいと思っている事柄だった。

 一切の馴れ合いを排し、周到に準備された自分の言葉で菅民主党政権の政策の弱点や、民主党という政党が抱えている矛盾を見事についた。民主党攻撃材料のすべてがその中にあった。

 これこそが野党の代表質問である。

 トップバッターで質問した自民党党首の谷垣氏の代表質問があまりにも凡庸であった為そのするどさが際立った。

 ひるがえってそれを迎え撃つ菅首相の答弁には失望させられた。

 「私も野党時代は激しい質問をしたが、これほど汚い言葉で質問をしたことはなかった」などという言葉で応酬したつもりの菅首相の答弁は、あらかじめ用意された官僚答弁の棒読みに終始した言い訳ばかりだった。

 あげくの果てに、質問中に稲田議員が発した「官僚の書いたものを読み上げるのではなく総理自身の言葉で答弁願いたい」という言葉に言及して、「そんな事をいうのなら自分も原稿なしで質問したらどうか」などという捨てゼリフを吐いて、その答弁を終えた。

 誰が聞いても菅首相の完敗であった。

 自民党はこの際世代交代を一気に進め稲田氏のような論客を前面に押し出して本物の国会質問を行なうことだ。そうすれば菅・仙谷民主党政権を追い込むことができるだろう。


これはすごい。谷垣禎一を引き合いに出し、谷垣氏を「あまりにも凡庸であった」と貶める一方で、稲田を天まで届かんばかりに持ち上げている。

さすがだ。つい最近、「みんなの党」に投票してネオリベ諸君にすり寄った天木クンは、今度は極右にほおずりせんばかりだ。

こんな天木直人を信奉する小沢信者諸君も、指導者が「みんなの党」や稲田朋美をほめたたえれば、嬉々として付き従うのだろうか?


FACTA」にはこんな記事も載っていた。

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20101005-01-1101.html(注:リンク切れ)

安倍氏は最近、民主党との大連立について問われると、「未曾有の経済危機の中で、(両党は)協力しなければならない」と答える。政界では、安倍氏民主党代表選に敗れた小沢一郎氏との連携が囁かれており、その発言には意味深な響きがある。


これは9月20日の記事であり、強制起訴が決定した小沢一郎とは、さしもの安倍晋三も組めないだろうが、もし強制起訴がなくて、安倍と小沢が組んだ場合、それでも小沢信者は小沢一郎に付き従っただろうか?

そうに違いないと私は思う。3か月前に「みんなの党」に投票し、今また稲田朋美を絶賛する天木直人を、小沢信者の誰も非難しない以上、小沢一郎安倍晋三と組んだって、小沢信者はそれを非難するどころか、安倍晋三をも天までも持ち上げたに違いない、そう私は確信している。