まだ楽天と正式契約もしていない星野仙一が、ドラフト会議に出てくるなどと早くも目立ちたがり全開でむかつくが、その星野の後ろ盾・ナベツネ率いる巨人が敗退し、日本シリーズは千葉ロッテと中日の間で戦われることになった。
「ロッテは3位じゃないか」と言う人もいるが、そもそもパシフィックリーグとセントラルリーグの間にリーグ間格差があることが今年の交流戦で示された。日本シリーズはロッテに分があると私は見ている。
クライマックスシリーズでは、「クルーンを使うな」というナベツネ監督の指示に原ヘッドコーチが従い、クルーンを中継ぎでしか使わなかった巨人が善戦したようだが、昨日は巨人のチャンスで、かつてナベツネ監督に罵倒されて巨人を追われた河原に抑えられた。これがサヨナラ負けにつながったといえる。
ナベツネ監督には、清原を罵倒した前歴もあるが、そんな監督の最大のお気に入りが星野仙一。北京五輪で負けてもなお星野のWBC監督就任をゴリ押ししようとしたが、世論の反対にあって、しぶしぶ原ヘッドコーチを差し出したら、日本代表が優勝したのだった。だが、ナベツネ監督はこの経緯に納得していなかったに違いない。
巨人の敗戦に、ナベツネ監督は今頃怒り狂っているかもしれないが、来季の巨人はナベツネ監督自身がベンチ入りでもすれば良いと思う今日この頃である。