読み終えた本。
地球の「最期」を予測する―2030年・気候危機という名の科学的真実
- 作者: ヘンリーポラック,Henry Pollack,沢田博
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 単行本
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「地球の『最期』を予測する―2030年・気候危機という名の科学的真実」というタイトルで、帯には「『二酸化炭素温暖化説は嘘だ』の嘘を暴く!」などと書かれている。
だが、読んでみると、地球科学者が書いたオーソドックスな地球温暖化論の入門書といえる内容で、原書の題名も "A world without ice" 、直訳すると「氷のない世界」というなんの変哲もないものだ。原著のタイトルの方がよほど内容に合っている。穏当、妥当な内容の本だと思った。温暖化懐疑論者に対する批判は、ところどころに軽く触れられている程度で、本書の核心部分ではない。
素人があれこれ感想を書いても説得力がないだろうから、「地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たちの日記です。」と銘打たれた下記ブログ記事を挙げておくので、ご関心のおありの方はご参照いただきたい*1。
気候変動・千夜一話 : ひどい日本語題名「地球の『最期』を予測する」がつけられてしまった本 - livedoor Blog(ブログ)
*1:但し、失笑もののコメントがいくつかついている。