kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

上脇博之教授らが小沢一郎らを東京地検に刑事告発

憲法学者・上脇博之教授ら46人が、小沢一郎らを政治資金規正法違反で東京地検刑事告発した。


上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 : 研究者ら46名で小沢一郎らを東京地検に刑事告発しました!


これは、昨年11月末、旧新生党から政治資金を受けて貯蓄していた政治団体・改革フォーラム21が、2009年の衆議院解散時に、小沢一郎が代表を務める民主党岩手県第4区総支部を迂回し、小沢の資金管理団体である陸山会に政治資金3億7000万円が還流していた問題に関するものだ。

衆議院解散前日の2009年7月20日小沢一郎陸山会に3.7億円を貸し付け、 陸山会は、その翌日の衆議院解散日に、小沢チルドレンに4.45億円を寄付していた。
また、改革フォーラム21は同日、民主党岩手県第4区総支部に3.7億円を寄付し、同総支部はその翌日、陸山会に3.7億円を寄付し、陸山会は同日、小沢に3.7億円を返済していた。

告発の詳細は、上記リンク先・上脇教授のブログ記事を参照されたい。


この告発に怒り狂ったのが狂信的な小沢信者であることはいうまでもない。上脇教授のブログにも卑劣なコメントが殺到したようだ。


上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 : 告発の投稿へのコメント書き込みの公表と私への中傷コメント等に関して より引用する。

(2)私たち研究者及び「政治資金オンブズマン」メンバーが小沢一郎氏らを刑事告発したことを紹介した昨日の投稿およびそれに関連した事前の投稿において、多くのコメントの書き込みがなされています。

ところが、真面目なコメントの書き込みもあるのですが、熱烈な小沢一郎支持者と思われる複数の人物が、私に対し「死ね」「消えろ」「カス」「ぼけ」などの書き込みがなされています。

一方、反小沢一郎と思われる人物が、この度の告発を「小沢攻撃」だと勘違いして(思い込んで)、歓迎するコメントの書き込みもなされています。

(3)それゆえ、基本的に全てのコメントを承認していません。


小沢信者ほど手に負えない連中は、他にネット右翼くらいしか思い浮かばないほどだ。

一方、上脇教授はこれまで、検察審査会小沢一郎を「起訴相当」とした議決を批判するなどしてきたために、一部の極端な反小沢側からも筋の通らない批判を受けてきた。

私は、いかなる人物についてであろうが是々非々で物事を判断する上脇教授の姿勢は筋が通っていると評価するものだが、ネットにおいては、小沢一郎がやることならなんでもマンセーするか、その逆になんでも貶めるという属人的な言論ばかりが目立つ。

だから、小沢信者の下劣なコメントを批判する一方で、告発を「小沢攻撃」だと勘違いして歓迎する反小沢側の人間のコメントにも釘を刺した上脇教授には大いに共感する。

私のブログにも、「与謝野馨小沢一郎囲碁仲間とはいってもいずれ決裂するのだから、与謝野批判はほどほどにしておけ」などと書く「勘違いした反小沢の人間」によるコメントが寄せられたことがある。私を「反小沢原理主義者」だと勝手にみなしているのだろうが、とんだありがた迷惑である。そもそも私は、与謝野馨財政再建至上主義を批判しているのであって、与謝野馨小沢一郎囲碁仲間だから「敵味方思考」で与謝野を批判しているのではない。

小沢一郎に関して言えば、私もまた、西松事件における東京地検の捜査は無理筋であるし、検察審査会の「起訴相当」の議決にも正当性はないと考えている。しかし、それはそれとして、小沢一郎の「政治と金」の問題は、決しておろそかにしてはならないと思うものなのである。

小沢一郎刑事告発した上脇教授ら46人には「あっぱれ」と言いたい。