kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

朝日新聞・西村欣也編集委員がプロ野球コミッショナーに開幕延期の指示を要求

朝日新聞の西村欣也編集委員というと、報知新聞の巨人担当から朝日新聞に転職した記者だ。その西村記者が、ナベツネのいいなりになっているプロ野球コミッショナーに業を煮やし、開幕延期の指示を求める記事を書いている(3月19日付朝日新聞)。

この記事によると、セ・リーグ(読売リーグ、ナベツネリーグ、二部リーグなどともいう)の開幕時期の件について、加藤良三コミッショナーは「私が判断する立場にはない」などと言っているという。西村記者が思い出したのは、2004年の球界再編騒動で、時の根来泰周コミッショナーが同じ言葉を口にしたことだった。以下朝日新聞記事から引用する。

 あの時(註:2004年のプロ野球再編騒動当時)同様、無責任の極みだというしかない。文科省は実質的な開幕延期を加藤コミッショナー宛てに、通達してきているのだ。あなた以外に誰が判断するのか。

 元々、常識から逸脱した決定だった。高校野球の選抜大会が開催を決めたのとは事情が異なる。関東は電力事情が悪く、計画停電が行われている状況だ。

 ナイトゲームでの試合を行うというセ・リーグの意向を、コミッショナーは拒否すべきだった。その権限がコミッショナーにはある。

 04年同様、選手会の主張が真っ当だ。選手たちの声は世論と共鳴している。

 繰り返すが、文科省通達の相手はセ・リーグではない。

 加藤コミッショナーは過ちを認め、すぐに、文科省の意向を受け入れるべきだろう。

(2011年3月19日付朝日新聞掲載「コミッショナー 決断を」=西村欣也編集委員署名記事=より)


正論そのものである。それでもプロ野球コミッショナーは動かないのか。