kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

がんばれ、新井貴浩を応援する阪神ファン、そしてくたばれナベツネ!!!

昨夜、「がんばれ新井貴浩」というタイトルで記事*1を書いたので、そういえば阪神ファンはどう思っているのだろうと思い、阪神の公式ページの掲示板を見に行った。

http://hanshintigers.jp/voice/bbs/169709/1.html


すると、「新井選手会長、がんばれ!」というスレが立っていた。

そこは阪神ファンのことだから、開幕を強行せよという意見も多いのだが、新井選手やプロ野球選手会を応援する声も多く、意を強くした。当たり前のことだが、一口に阪神ファンといってもいろんな人がいる。新井選手を応援する阪神ファンにも「がんばれ」と言いたい。


一方でひどいのはセントラルリーグ、いやナベツネリーグ、読売リーグだ。いや、リーグというよりその元凶であるナベツネだ。

http://www.sanspo.com/baseball/news/110317/bsa1103170507003-n1.htm

巨人・渡辺会長、25日開幕へツルのひと声!


 巨人の激励会である「第19回燦燦(さんさん)会総会」(会長・御手洗冨士夫キヤノン会長)が16日、都内のホテルで開かれた。主催者を代表してあいさつした渡辺恒雄球団会長(84)は有力財界人ら約200人の出席者を前にして、予定通りの25日開幕に向けて持論を展開した。

 何が何でも25日に開幕したい。都内高級ホテルの巨大宴会場。スポットライトで照らされステージに立った渡辺会長は、約200人の出席者に向かい訴えかけるような口調で話し始めた。

 「開幕戦を延期しろ、とかプロ野球をしばらくやめろ、とか俗説もありましたが…。戦争に負けた後、3カ月で選手、監督の方から“試合をやりたい”という声が上がってプロ野球が始まったという歴史がある」

 予定通り25日に開幕するために引き合いに出したのは、1945年8月の終戦後、同年11月に東西対抗戦が行われたという歴史だった。

 東日本大震災による影響がさらに深刻さを増す中、15日に都内で開かれた実行委員会ではセ・リーグの開幕日程も「継続審議」となった。なぜそこまでこだわるのか。渡辺会長は持論を展開した。

 「(復興のために)あらゆる努力をする。その努力の源泉は明るい活力。明るい活力を持って国民大衆に示すことができるのはプロの選手たち。選手が全力でフェアプレーで緊張した試合をし、観衆が元気を持ってくれれば生産性が上がるんです」

 延期せずに予定通り開幕することが、1日も早い被災地の復興につながると信じている。激励会に出席後、取材に応じた清武球団代表も「経済活動を停止したら日本社会は沈没するだけ。何でもかんでも自粛すればいいというものじゃない」と、従来通りの25日開幕論を語った。

 例年のように日本一の厳命などはしなかった。その代わりに、渡辺会長は復興のためにも、25日開幕の正当性を訴え続けた。(阿見俊輔)


バッカじゃなかろか、ルンバ♪


既に報道なども指摘している通り、というか東京ドーム側が認めているのだが、同ドームでナイターを1試合開催すると、6千世帯分の電力を消費する。当たり前だが、横浜スタジアムなどの野外球場と比較しても、東京ドームは特に電力を食う。


http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/news/20110318k0000m050050000c.html

プロ野球:ドーム1試合で6000世帯の1日分電力消費


 セ・リーグが、予定通り今月25日に開幕することが決まった。東日本大震災の影響による東京電力計画停電で、関東地方では電力供給への不安が続いているが、プロ野球の試合開催で消費される電力は、どれほどか。

 横浜の本拠地、横浜スタジアムによれば、昨年の試合開催日の電力使用量は1日当たり平均2万1000キロワット。東京電力によれば、一般家庭の1カ月の消費電力は平均290キロワットで、単純に30日で割った1日当たり換算は9.7キロワット弱。同スタジアムで1試合開催した場合、約2000世帯を1日賄えるだけの電力を使用する。横浜の球団事務所には、電力使用への懸念から、市民から数十件の苦情がメールなどで寄せられているという。

(中略)

 巨人の本拠地・東京ドーム(東京都文京区)は、屋内のためデーゲームでも照明を使用する。また、空気圧で膨らませている屋根を支えるための送風ファンにも電力を使う。巨人戦開催時の消費電力は、付随施設が使う分も含め1日平均5万〜6万キロワット。横浜スタジアムの3倍弱で、5000〜6000世帯を1日賄える。

 3球場とも自家発電装置があるが、災害時などの緊急避難用で「試合に使うことは想定していない」としており、試合開催時は東京電力の供給に頼ることになる。【安田光高】


さらに問題は夏場だ。木曜日に海江田経産相が突如アナウンスして混乱を招いた「大規模停電」は、この日が非常に寒かったために電力需要が増えた影響を東京電力が計算し損ねたことが原因と考えられるが、夏場にはもっと状況はシビアになる。

そんな時に、電力をバカみたいに食う東京ドームでナイターなんか開催できるのか。ドーム球場内の空調も世論の批判を招くに決まっている。開幕延期どころか、今季は関東にあるドーム球場でのプロ野球開催などもってのほかだ。

どうしてもやるというのなら、首都圏を開催地から除外して臨時でチャリティーリーグを編成して行え。もちろん、開幕の延期は絶対条件だ。

事故を起こした福島第一原発はおろか、第二原発だって絶対に運転を再開できない東京電力の管内でプロ野球をやるなどもってのほかだから、関東のチームは旅に出るのだ。例外的に、電力の需要に比較的余裕のある土日のデーゲームだけは横浜や千葉などの本拠地球場での開催を認めるとしても、それでも東京ドームは使用禁止だ。

東北で使える球場があれば東北でも試合を行う。巨人対阪神は、巨人のホームゲームであっても甲子園で行うか、もしくは他の関東エリア外の球場で行う。

それだと関東のチームは1年中「死のロード」になるだろうから、関東・東北の6チームと名古屋以西及び北海道日本ハムの6チームをそれぞれ同一リーグとしてリーグ毎の試合数を異ならせ、対戦カード自体は12球団の総当たりとするように日程を組み直すなどの工夫をすればよい。つまり関東・東北の球団同士の対戦数を減らして選手の負担を軽減する。開幕を延期すれば、それくらいのことはできるだろう。

それにしても、「都内高級ホテルの巨大宴会場」で「スポットライトで照らされステージに立つナベツネ」とは、なんというお寒い光景だろうか。老害もここにきわまれり、と言いたい。

何でも、震災報道においても読売と産経は震災を菅政権批判に利用しようとばかりしているらしい。震災報道では、朝日新聞では竹内敬二編集委員の記事が読ませるし、震災2日後に図書館で毎日新聞を読んだ時には、鋭い東京電力批判の記事が目を引いた。もちろん東京新聞もがんばっていることと思う。一方で化けの皮が剥がれたのは読売と産経だった。

もうプロ野球の「ヨ・リーグ」(読売リーグ)だけではなく、読売新聞も要らない。今後もプロ野球を続けるというのなら、読売を除名し、巨人の選手を他の球団に分配して、新しいプロ野球機構を作るべきだろう。チーム数が奇数になってまずいというのならオリックスも解体すればよい。あの球団も関西電力管内とはいえドーム球場を使っているし、オーナーは竹中平蔵の盟友だ。寒い札幌だけは別として、中日も福岡ソフトバンクも将来的にはドーム球場をやめることを考えるべきだろう。ドーム球場はもはや時代遅れだ。