今朝(12/22)の朝日新聞紙面よりメモ。9面に「減税恩恵 富裕層に偏り」という見出しの記事が出ている。副見出しが「所得税 延長続く優遇措置」。
昨年6月、当ダイアリーに下記の記事を書いたが、該記事で紹介した、所得1億円以上で税負担率が軽くなるグラフが朝日の紙面に載っている*1。「やった」というか、やっと朝日も取り上げてくれたかという思い。
日本の所得税制が超高所得者に有利な逆進課税になっている動かぬ証拠 - kojitakenの日記
もちろん、証券優遇税制の延長がずっと続いてきたことや、80年代前半に75%だった最高税率がいまでは40%に下げられていることが書かれている。
朝日の記事は、まさかあの「富裕層の代弁者」伊藤裕香子記者ではあるまいなと思ったがその通りで、書いたのは福山崇、吉川啓一郎の2記者だった。
もっとも、消費税増税への不満をそらすための「ガス抜き」を狙った記事とも解釈できなくないから、手放しで朝日の記事を称賛ばかりするわけにもいかないけれど。あと、この記事はasahi.comには出ていないようで、それもいただけない。