kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎と橋下徹が「密会」との噂

いつものように検索語「小沢 橋下」でググって見つけた。『夕刊フジ』の記事。


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120306/plt1203061540002-n1.htm

今度は小沢氏と橋下市長が“密会”か!その舞台裏を追う
2012.03.06


 大阪市橋下徹市長(42)が存在感ある発信を繰り返している。東日本大震災をめぐり、被災地のがれき処理の受け入れが進まない現状について「全ては憲法9条が原因だ」とツイッターに書き込み、被災地の苦難から目をそらす人々に問題提起したのだ。こうしたなか、民主党小沢一郎元代表(69)との密会説が流れている。

 《世界では自らの命を落としてでも難題に立ち向かわなければならない事態が多数ある。しかし、日本では、震災直後にあれだけ『頑張ろう日本』『頑張ろう東北』『絆』と叫ばれていたのに、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因だと思っています》

 やや誤解されそうな書き込みは先月24日にあった。橋下氏は5日、真意について「平穏な生活を維持しようと思えば不断の努力が必要で、国民自身が相当な汗をかかないといけない。それを憲法9条はすっかり忘れさせる条文だ」と記者団に語り、「平和を崩すことには絶対反対で、戦争ができるようになんて思ってない」とも付け加えた。

 衝撃的な発言で世間の注目を集めて、人々に問題点を提示する、橋下流発信法といえそうだ。

 国政にも影響を与える橋下氏に対し、小沢氏は5日夜、大阪市内の会合で「日本は政治的な転換期にあり、大阪が台風の目になっている。民主党は橋下氏にお株を奪われた。国民が託した思いを忘れ去ったことが、民主党から人心が離れた大きな理由だ」と絶賛した。

 実は、小沢氏は当初、5日に大阪入りする予定だったが、日程を前倒しして4、5日と大阪に滞在した。

 このため、永田町では「野田佳彦首相と自民党谷垣禎一総裁が極秘会談を行い、『小沢切り大連立』や『話し合い解散』が浮上している。小沢氏は存在感を維持するため、国民的人気の高い橋下氏と接触を図ろうとしたのではないか。接触できなくても、『小沢氏が橋下氏と会ったのでは?』と思わせるだけで効果がある」(民主党ベテラン議員)といった見方が広がっている。


記事には橋下の写真が出ていて不快きわまりないが、写真には「存在感抜群の橋下氏に対し、小沢氏がすり寄っているのか」とのキャプションがついている。これはその通りだろう。小沢の方がわざわざ日程を変更するあたりが現在の両者の力関係を物語っている。

9条改憲を明言する橋下に対し、かつて強硬な「明文改憲派」だった小沢は、民主党入りした際、横路孝弘(最近「西山事件」当時の軽率な行動がプチ話題になった)と政策協定を結び、「解釈改憲派」(=集団的自衛権の政府解釈変更を求めるが、9条の文言は変えない)へと転向した。しかし、橋下にすり寄るために「明文改憲派」に戻るかもしれない。

そういえば最近、橋下が小沢と組めば、そのアブナさは「石原極右新党」などと組む場合に比べれば100分の1に減じられるとノーテンキに書いていたブログがあったが、冗談じゃない。「石原極右新党」など最初から実現可能性は皆無だし、現に彼らが口にした「3月結成」もほぼ不可能になっていて「言うだけ番長」以外のなにものでもないが、橋下政権は本当に実現しかねない。橋下のアブナさは石原の比ではない。その稀代のポピュリスト・橋下に、やはりこれまでずっとポピュリズム路線を追求し続けてきた小沢一郎が組もうとたくらんでいるのだから、これほど日本をアブナくする話はないと私は考えている。