kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

村上春樹、領土問題の日中間文化交流への影響を憂う「魂の道筋 塞いではならない」(朝日新聞)

9/28の朝日新聞1面トップと3面に、昨今の領土問題が日中韓の文化交流に与える悪影響を憂えた村上春樹の文章が掲載されている。下記リンク先にアクセスすると全文が読める。

http://book.asahi.com/booknews/update/2012092800001.html


私は従来村上春樹の熱心な読者ではなかったが、つい最近あるきっかけがあって、上記の寄稿文で村上春樹が言及している村上自身の小説『ねじまき鳥クロニクル』(1994〜95年)を読んだばかりだった。中国の書店から一時姿を消したという『1Q84*1は未読だが、『ねじまき鳥』はおそらく『1Q84』の先駆的作品だろうと思う。『ねじまき鳥』を読む前後に、これまでほとんど知らなかったノモンハン戦争(1939年)への関心を喚起され、ノモンハン戦争関係の本を読みもした。当ダイアリーではこれまで触れなかったが、そのうちこれらについての記事を書くかもしれない。

*1:同じ9/28の朝日新聞1面掲載記事によると、『1Q84』が再び中国の書店に戻ってきたらしい。