kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民272、民主81、維新49、公明31、みんな18、未来14、共産7、社民2、大地1、新党日本0(朝日)

朝日新聞(12/6)は議席予想の中心値を出してきていた。

予想議席数はタイトルの通りだが、注目されるのは自民党比例区予想議席が59議席を中心として54議席から63議席の幅になっていること。なんと、もっとも少ない場合、前回獲得の55議席を下回る可能性さえある。しかし、それでも圧勝が予想されているのは、小選挙区議席をかっさらうためだ。中心値が213議席で、203議席から222議席の間と予想されている。

民主は小選挙区で39〜55議席、中心値は47議席。閣僚の選挙区を見ると、野田(千葉4)、岡田(三重3)、玄葉(福島3)、前原(京都2)は安定。枝野(埼玉5)、田中眞紀子(新潟5)、樽床(大阪12)は接戦。城島(神奈川10)、中塚(神奈川12)、藤村(大阪7)はやや厳しいらしい。元閣僚では菅(東京18)、小宮山(東京6)、仙谷(徳島1)、川端(滋賀1)、平野博文(大阪11)、原口(佐賀1)は接戦。海江田(東京1)はやや不利らしい。

民主党は特に中国、四国、九州の38選挙区で苦しく、「一歩リード」は香川2区の玉木くらいのもので、あとは良くても接戦とのこと。

維新の怪は平沼(岡山3)、園田(熊本4)などは楽勝だが、民主党から分かれた松野(熊本1)は接戦。大阪では「善戦」(朝日の表現。私には容認できないが)しているらしいが151候補のうち100人近くは苦戦。しかし比例では伸び、中心値では民主党と同じ34議席となっている。

未来は優勢は小沢(岩手4)、亀井(広島6)くらいで、大半が苦戦。飯田哲也(山口1)は高村正彦(自民)に「引き離されている」。みんなも渡辺(栃木3)、江田(神奈川8)は有力だが、大半は劣勢。

維新、みんな(比例区の中心値13)、未来(同8)を合わせると、中心値の合計は55で自民(同59)に迫るが、小選挙区はこの通りの数字になる。

これが小選挙区制の選挙であり、それを主導した政治家は小沢一郎であることを改めて指摘しておく。なお、小沢は「えらぼーと」(毎日)の回答で、従来の集団的自衛権行使の政府解釈を「見直すべきだ」との回答は今回も同じで、それに加えて憲法を「改正すべきだ」とした。つまり、民主党時代の「解釈改憲」派から、自民党時代から自由党時代まで一貫していた「明文改憲派」に戻ったということだ。

そんな小沢の「未来の党」と選挙協力している社民党が、最少で小選挙区1、比例0の「1議席」と予想されているのは(中心値でも2議席)、やむを得ないと思う。