kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢信者」御用達の副島隆彦、「富裕層の手羽先」の本性むき出しの新刊『税金官僚から 逃がせ隠せ個人資産』を刊行(呆)

極右新自由主義者安倍晋三を御輿に担ぐ自民党のトンデモ政治に対する批判勢力が弱り切った今、「政権交代」期における小沢一郎周辺の人間どもが行った悪行を総括する必要があると思う今日この頃。

最近、アメリカの富裕層に支援されたティーパーティーによる米国財政への挑戦のニュースが世界を震撼させたが、日本でも「日本版ティーパーティー」を目指す動きはあった。自民党でそれを目指したのが現参院議員の片山さつきなら、小沢一郎河村たかしを「日本版ティーパーティー」の指導者に担ぎ上げようとしたのが副島隆彦やその弟子・中田安彦(「アルルの男・ヒロシ」)らであった。河村たかしティーパーティー的な「減税」スローガンで、名古屋市内限定ではあるものの今でも根強い人気を持つが、「鵺」のような人間である小沢一郎*1は、はっきりしない反応に終始して、副島らの思い描くようには動かなかった。

しかしながら、副島隆彦はその後も小沢一郎に食い込み続け、東日本大震災・東電原発事故の起きた一昨年(2011年)夏には、副島は小沢の政治資金パーティーで「ティーパーティー」の宣伝をやらかしていた。


そんな副島隆彦の最新刊は下記。

タイトルから一目瞭然、富裕層の財産を死守する方法を指南する本である。副島隆彦(ソエジー)が「富裕層の手羽先」であることを剥き出しに示すこのタイトルは、副島が「日本版ティーパーティー」を目指し続けてきたこととよく整合するといえよう。

以下、「アマゾン」の「カスタマーレビュー」より。

資産家は絶対 読まなきゃ、一生人生後悔するだろう  神本です 2013/10/19
By あじしお

副島さんをレビューで批判している人たちは、お金の話しになると批判できない。
なぜなら、裏の真実まですべてわかりやすく、なおかつ実際にやくにたつからだ。
そして今までに多くの資産家を救ってきた事実がある。
資産を持っている人は、これを読まなければ、数年後、後悔するだろう。 そして絶望、
副島さんの本を読めばよかったと。

ただし、貧乏人は、関係ないです。

なるほど。
このレビューを「小沢信者」の中核をなす「ルンペンプロレタリアート」の諸君が読んだらどう思うだろうか。興味津々である。

なお、ソエジーのサイトを見ると、副島は今週土曜日(26日)の13時から、東京・東京・御茶ノ水の「全電通労働会館ホール」で、孫崎享をゲストに迎えて「『戦後史の正体』と『属国・日本論』を語り尽くす」なる講演会を行うらしい。興味のある「小沢信者」の方々は「両巨頭」のありがたいお話を拝聴しに行かれてはいかがだろうか(笑)。

冗談はともかく、副島隆彦だの孫崎享だの小沢一郎だのが安倍政権批判者の支持を失わない間は、安倍晋三が枕を高くして眠れる日々が続くことだけは間違いない。

*1:政治的な思想信条という観点からは、小沢一郎は立場をくるくる変える「鵺」のような人間だが、「自分の政局が第一」という観点から見れば、小沢ほど単純明快な行動をとる政治屋も珍しい。