kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

大西英男に「党に迷惑をかけた」としか怒れない谷垣禎一に激怒した

朝日新聞(7/1)の4面掲載記事を読んで、またしても怒り心頭に発した。といっても怒りの対象は大西英男ではない。谷垣禎一だ。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11834823.html

自民「幕引き」に冷や水 厳重注意の直後 大西氏発言

 自らの発言で自民党から厳重注意処分を受けたばかりの大西英男衆院議員が30日、改めて「マスコミを懲らしめなければならない」などと持論を展開した。処分で問題を幕引きしようとした自民党執行部は対応に苦慮。1日にも、異例の2度目となる厳重注意を大西氏に出す方針だ。

 「どれだけ党に迷惑をかけたと思ってる…

朝日新聞デジタル 2015年7月1日05時00分)


なんとかデジタルの無登録者である私がネットで読めるのはここまでだが、この尻切れトンボになった部分に怒ったのである。もちろん私は紙面で読んだから続きは知っている。以下紙面から引用する。

 「どれだけ党に迷惑をかけたと思ってるんだ!」。30日午後、大西氏の発言内容を聞いた自民党谷垣禎一幹事長の怒鳴り声が、国会内に響いた。(後略)
朝日新聞 2015年7月1日付4面掲載記事より)


おい谷垣、何が「党に迷惑かけた」だよ。それって省略なしに言ったら、「安保法案の成立をじゃまして、党に迷惑をかけた」という意味だろうが、と私は激怒したのである。谷垣は日本国民のことなど全く考えていない。念頭にあるのはただひたすら党利党略だけなのである。

それでなくとも、テレビ討論番組(『朝まで生テレビ!』)に自党や公明党の議員を出席させず、言い換えれば国民に説明責任を果たそうともせずに、安保法案を今国会で成立させようとしている谷垣に対して、私は怒り続けている。その怒りの強さは、イッちゃってる系憲法解釈をかまして恥じるところの知らない高村正彦に対するのと同じくらい激しい。

しかし、そんな谷垣の「言論弾圧議員」に対する処分を、さる「リベラル」のブロガーは「温厚な谷垣も激怒」などと表現していた。当該ブログ主は、高村正彦に対してもそうだったが、谷垣禎一に対しても怒りが全然感じられない。

以前、別の「リベラル」のブロガーが沖縄の野次を批判した時にも感じたことだが、今回の「安保法案」に対する「リベラル」の怒りの温度が低すぎる。そのことにも私は激怒している。

「リベラル」がこのていたらくでは、安保法案を廃案にするなどできない。夢のまた夢である。

「リベラル・左派」よもっと怒れ。全身全霊を込めて怒れ。「穏健保守」たちももっと怒れ。そう強く激しく思う2015年後半最初の日の朝なのであった。