kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

東京の田舎・練馬の本屋から「週刊文春」が姿を消したらしい

今年の初め頃、「甘利大臣、『絵に描いたようなあっせん利得』をどう説明するのか」(郷原信郎) - kojitakenの日記(2016年1月23日)に

甘利明の疑惑を報じた今週号の「週刊文春」は、タレント・ベッキーの不倫を報じた先々週号に続いてまたしても売り切れていたために立ち読みできなかった。

と書いたが、今週号は全然売れてなくて、近所の本屋(小保方の「著書」を平積みし、かつては孫崎享トンデモ本『戦後史の正体』を長期間平積みにしていたセンスの悪い本屋)に山積みしてあった。だから、さしもの文春バズーカも弾切れかと思いきや、東京・練馬区ではそうではなかったらしい。へえ、東京と言っても練馬あたりの田舎では福井なんかとさして変わらないのか、と思った。

練馬の書店とコンビニから「週刊文春」が消える怪現象発生中、地元自民党議員の告発記事が影響か | BUZZAP!(バザップ!)

練馬の書店とコンビニから「週刊文春」が消える怪現象発生中、地元自民党議員の告発記事が影響か
2016年4月1日17:21 by 深海 | カテゴリー こぼれ話

スクープ記事をガンガン飛ばし、ベッキーの不倫騒動から「センテンススプリング」というニックネームと異名(?)が付いた週刊文春自民党議員のスキャンダルを取り上げたところ、店から続々と姿を消すという怪現象が発生しました。

今回スキャンダルをスクープ「保育園落ちた」ブログ問題の国会質疑で「匿名だよ、匿名」とヤジを飛ばした自民党菅原一秀衆院議員。3月31日発売の週刊文春4月7日号に経済産業副大臣時代の2013年4月27日から5月1日にかけ、「政治経済事情視察」として衆院議院運営委員会に請暇願を提出し、女性とハワイに旅行していたことをスクープされています。

このスクープ記事は相手女性による告発記事となっており、虚偽の申告でハワイでゴルフ三昧をしていたことはもちろん、その女性に対して「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」「子供を産んだら女じゃない」などといった暴言をはじめとしたモラハラを行っていたことが綴られています。

話題になっているのはこの記事の掲載された週刊文春が、菅原一秀議員の選挙区である東京9区(練馬区の一部)の書店やコンビニで軒並み売り切れていること。

週刊文春はこれ以外にも今まで武藤議員や甘利元大臣など、自民党議員のスクープを次々と掲載してきました。今回の文春消失事件は、その影響力を恐れたどこかの勢力が組織的に買い占めたせいなのかもしれないという噂もまことしやかに流れています。

なお、菅原一秀議員は過去に、高校時代に甲子園4回出場と選挙公報などに記載しながらも、実際は「アルプススタンドから3回応援しただけでベンチ入りすらしていなかった」という経歴詐称を行った過去があります。

また、同じ選挙公報に14年間駅頭に5100日立ち続けたという記載もありますが、5100を14で割ると364.29日となり、年間を通して1日しか休んでいないこととなってしまいますが…。

現在、自民党待機児童問題等緊急対策特命チームの筆頭幹事を努める菅原一秀議員ですが、果たして女性や子供の問題に取り組む資質があるのか、疑問視する声も出てきそうです。

(Buzzap! より)

実は昨夕、週刊文春を手に取ったのだが(もちろん買いはしなかった)、菅原の記事が出ていることには気づかなかった。その週刊文春の記事は下記。週刊誌に載った記事の全文ではないらしく、ニコニコチャンネルの「週刊文春デジタル」で全文公開されているらしいが、そんなのに登録してまで見に行く気は起きない。

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/6024

“保育園ヤジ議員”菅原一秀議員が国会休んで愛人とハワイ旅行
2016.03.30 16:02

「保育園落ちた」ブログ問題の国会質疑で「匿名だよ、匿名」とヤジを飛ばした自民党菅原一秀衆院議員(54)が、経済産業副大臣時代に、「政治経済事情視察」として国会を休み、当時の愛人とハワイ旅行に出かけていたことが「週刊文春」の取材でわかった。

 菅原氏は経産副大臣だった2013年4月27日から5月1日にかけて、「政治経済事情視察」として衆院議院運営委員会に請暇願を提出し、ハワイに旅行していた。

 バツイチで独身の菅原氏は、結婚を前提としない形で男女関係にあった27歳(当時)のA子さんと、ハワイで合流していたという。

「バレないように飛行機は別々で、現地で落ち合いました。連日ゴルフ三昧で、4泊6日で四ラウンドもしていた。副大臣なのに、自由に旅行して大丈夫なのかと心配する女性に、『嘘を申請したから大丈夫』と語っていたそうです」(A子さんの知人)

 当時、経産省は、普段通り平日は業務があり、また大臣は海外に長期出張中だった。菅原氏は小誌の取材に対し、ハワイに行ったことは認めたが、「オフの時間もありましたが、現地の実業家などと日本とハワイ間における経済交流や観光などについて意見交換しております」として、A子さんとゴルフ三昧だったことは否定。A子さんとの交際やハワイ旅行については明確な回答は避け、「本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます。(略)出てきて下さい。そのA子さん」と回答した。

 A子さんは、小誌の取材に次のように回答した。

「ハワイでは連日早朝からゴルフをして、寝る前までほとんど一緒でした。ハワイにいることがバレたくないからと、ゴルフが終わって晩ごはんに出かけるまで、人に会わないよう部屋にこもっていて、意見交換の時間なんてありませんでした」

 さらに、菅原氏はA子さんに対して、モラハラ発言を連発していたとの証言もあり、自民党待機児童問題等緊急対策特命チームの筆頭幹事を務める菅原氏の資質を問う声が上がりそうだ。

週刊文春WEBより)

菅原一秀って快楽原則に従ってというか、本能の赴くままに生きる野獣みたいなやつだな、と思った。田部祥太が書いたリテラの記事によると、

 菅原議員は、当選5回で第一次安倍政権で厚生労働政務官をつとめた、待機児童問題の当事者。そのあとも、菅義偉官房長官に重用され、財務副大臣、経済産業副大臣自民党政務調査副会長、財務金融部会長、副幹事長、選挙対策副委員長などの要職を歴任している。

 しかもこの菅原議員、昨年10月に自民党ネットメディア局長に就任しているのだが、このネットメディア局長というのは、自民党のネットステマ部隊「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC 以下ネトサポ)を統括する立場。

 いわば、ネトサポの親玉が「文春」にスキャンダルが暴かれたわけだが(以下略)

とのことだ。人の記事を平気でパクる田部祥太は嫌いだが、上記の菅原の経歴は事実だ。菅原の選挙区である東京9区は、競合する民進党の候補があの超富裕層のボンボンにして小沢一派上がりの木内孝胤(民主→無所属→生活→未来(落選)→維新→民進)である*1。一秀対木内というと、私など植草一秀城内実をすぐ連想するわけだが、同じ一秀でも菅原一秀は「いっしゅう」、ミラーマン植草一秀は「かずひで」だ。しかし読みは違うが中身というかやらかしたことは同類といえるし、両者は年齢も同じくらいだ(生年は2年違うが、学年は1年違いで菅原一秀の方が下)。

まあ菅原一秀はひどいものだが、こいつの内面の醜さは面構えに出ていると私などは思う*2。同じことを感じるのは、江戸川区(東京16区)の大西英男だ。少し前に大西が「巫女のくせになんだ」という暴言を吐いた時、私がとっさに思ったことがあるのだが、それをこの日記に書くのを忘れていた。ちょっとタイミングを逸したが書いておこう。私は、

大西英男のくせに生意気だ。

と思った。これはもちろん「のび太のくせに生意気だ」という、漫画『ドラえもん』に登場するガキ大将・ジャイアンの言葉から来ている(そういえばこの漫画の舞台のモデルは練馬区だったっけ)。ジャイアンとはいかにも悪そうな仇名だが(某「巨悪」のプロ野球球団を連想させる)。「あんな差別の言葉がある漫画は嫌いだ」と言う人もいる。

しかし、たとえば大西英男菅原一秀安倍晋三などを、一般大衆は大いに差別し嘲って然るべきだと私は思う。のび太ジャイアンとは権力構造が正反対であって、敵は権力者、こちらは権力の行使を受ける側なのだ。「大西英男のくせに生意気だ」、「菅原一秀のくせに生意気だ」、「安倍晋三のくせに生意気だ」と声高に言って何が悪い、「呼び捨てにするのはよくないといわれた」からといって、何を「安倍さん、やめて」などと気色の悪いコールをしてるんだよ、アホかお前、本当に安倍と戦う気があるのかよ(もっとも当人は前言を撤回して呼び捨てを復活させたらしいが)、と強く思う今日この頃なのであった。

*1:東京9区とはひでぇ選挙区だなあと思うが、私が住んでいる選挙区の民進党議員もとんでもないやつである。

*2:実は木内孝胤に対しても同じことを思う。それは過去にこの日記に書いたことがあるかもしれない。