kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

トンデモに「右」も「左」もない! 元文科相・下村博文と同じ側に立ってしまった共産党(呆)

これでこの件を取り上げて4日目になるが、最初予想していたよりも(少なくとも東京都板橋区の)共産党の腐敗の根は深そうな感触を持つに至っている。私が参照したのは下記togetterだ。


コメントの中には、id:BUNTENさんの下記Twitterもあった。

https://twitter.com/bunten/status/807492907015864320

BUNTEN
@bunten

日本共産党はネットの恐さを知るべき。公開された情報は消されないまま歴史の検証に委ねられる。▼誤りとして語りぐさにされるのはあまり気持ちのいいものではない。ごめんなさいするなら今からでも遅くな..「板橋区ホタル生態環境館不正事件」

23:51 - 2016年12月9日


私は、その「検証」のまな板に(「歴史」どころか早々と現時点で)一連の(板橋の)共産党の動き(妄動)を載せようとしているといえるかもしれない。

同じBUNTENさんのTwitterから。

https://twitter.com/bunten/status/810774412358074368

BUNTEN
@bunten

こういう認識になるのは当然であろう。猛省を望む。→共産党 http://htn.to/2Nxjk9

1:10 - 2016年12月19日


リンク先は下記。

https://twitter.com/genkuroki/status/810763962035933184

黒木玄 Gen Kuroki
@genkuroki

選挙のときに共産党を一種の「安全牌」として利用して来た人達は多いと思う。私も筋が通らないことを批判してくれる可能性の高さに賭けて共産党に投票したことがあった。しかし、松崎さんへの仕打ちを見て、間違っても投票してはいけない「危険牌」だと認識を改めた。選挙で痛い目に会うといいと思う。

0:29 - 2016年12月19日


私は共産党が「選挙で痛い目に遭うといい」とまでは思わない。恒例の圧勝でウハウハなのは、トンデモ人士たる安倍昭恵を妻に持ち、トンデモ人士たる下村博文を手下に持ち、自身も極右思想というトンデモ思想に骨の髄まで侵されているトンデモの帝王・安倍晋三が率いる自民党だからだ。

とはいえ、私自身も2010年に小沢一郎出先機関と化していたことが明るみに出た社民党に激怒して同党を見切り、比例区比例代表)の投票先を共産党に変更していたが、昨年来妙に民主党(現民進党)や小沢一派にすり寄ったあげく、例の一枚岩の体質で方針を変換して天皇臨席の通常国会開会式出席をするに至った共産党を見て、そんなていたらくだったら昔から投票していた社民党の方がまだマシだと考え、今年の参院選では比例区の投票用紙に吉田忠智の名前を書いたのだった(もちろん落選したが、吉田氏は社民党党首にとどまっている。なお私は基本的に福島瑞穂を買っていない)。つまり共産党を見切って社民党に復帰したわけだ(といっても、消去法で一番マシな選択肢という程度の支持でしかない。だから自由党と仲の良い社民党のあり方には今でも批判的だ)。今回の件に接したからには、当分の間、比例区の投票用紙に再び共産党の党名を書くことはないだろう。

以上は実は前振りのつもりだったが異常に長くなった。実は「ナノ純銀除染」の件に、この日記でも3年前に引用の形で触れていたのだった。日記内検索をかけて気づいた。

トンデモに「右」も「左」もない! 文科相・下村博文の呆れた「前科」 - kojitakenの日記(2013年7月27日)で、『やや日刊カルト新聞』の下記記事を引用している。

安倍内閣、組閣人事の目玉は文部"擬似"科学大臣

先の衆院選を受けて、かつてホメオパシーをはじめとする非科学的な擬似医療を国費で研究しようと目論んだトンデモ民主党政権が崩壊し、代わってトンデモ自民党による第2次安倍晋三政権が誕生しました。今回のトンデモ政権の最大の売りは、「EM菌」「親学」「ナノ純銀除染」「予言者ジュセリーノ」の信奉者で幸福の科学信者からシンパ扱いされている下村博文氏の文部科学大臣への起用です。ネット上では「これじゃ文部擬似科学大臣だ」との声も挙がっています。

(中略)

■ウソつきホタル博士に踊らされ

板橋区ホタル生態環境館の阿部宣男館長が推奨する「ナノ純銀除染」というものがあります。「ナノ純銀」なるものと骨炭を合わせることで、放射性物質半減期に近づけることができるとするもの。これを使って、福島第一原子力発電所事故で放射性物質に汚染された地域の除染活動をしよう、というわけです。

ご本人のブログによると、現在、「ナノ純銀」はノロウイルス新型インフルエンザ、豚の口蹄疫にも効果があるということになっています。

阿部氏によると、ホタルは一定の放射線を浴びると発光器に異常をきたして光らなくなるといいます。その証拠として阿部氏は自身のブログに、放射線を浴びて発光器に異常をきたしたホタルと正常なホタルの光り方の違いを示す写真を掲載(すでに削除)。撮影条件はいずれも「3秒露光」と記し、放射線を浴びたホタルの発光が弱いかのように見せています。

しかしtwitterユーザーの手によって、デマであることが露呈しました。そのまとめが、“環境水族館”アクアマリンふくしま が教えてくれること、そして…。ここでは、阿部氏のブログにあった写真データの中に残された撮影情報が示されています。それによると、2枚のホタルの写真の撮影条件は、こうです。

阿部氏が「発光器異常」とするホタル
撮影モード:オート
露出時間:1/5秒
レンズF値:F3.8


阿部氏が「正常」とするホタル
撮影モード:マニュアル
露出時間:1.8秒
レンズF値:F5

これはつまり、「異常」とするホタルはカメラのシャッター・スピードを早くすることで暗く写るように撮影し、「正常」なホタルはシャッター・スピードを遅くすることで明るく写るように撮影したということです。

さて、そんなウソつきホタル博士に感化されて、自身のウェブサイトで宣伝したのが、下村文科相です。

「(阿部氏の除染法は)これまでの除染の方法ではなく、放射線量そのものを低減し無害化する方法であるが、文科省原子力研究開発機構などの理解か得られず、あまり進んでないという。消滅しつつあるホタルを見に行った私も、阿部さんの話を聞き放射線量の低減や無害化に向け勉強し、国会で質問することにした」

本当に、国会でそんな質問をしちゃったのでしょうか。
(後略)


共産党は、下村博文(や安倍昭恵平野貞夫小沢一郎の側近=)らが引っかかったニセ科学人士・阿部宣男側について阿部を批判した自党の区議を除籍したわけだ。なんたる愚行!

なお、3年前の記事に「トンデモに『右』も『左』もない!」というタイトルをつけた意図は、記事の最初に少し触れた「トンデモに弱そうな」山本太郎(その後山本は自らを「保守ど真ん中」と認めたが、当時は「左」と思われていた)だけじゃなくて、自民党にも立派なトンデモ人士がいますぜ、という意味を、かつて多くの「リベラル」ブロガーを騙した右翼・国粋主義系の反自民ブロガー「喜八」のキャッチフレーズ「『右』も『左』もない。オレは『下』や!」に引っかけたわけだ。

まさか3年後に、共産党がこのタイトルにそのまんま当てはまる愚行を犯そうとは、当時の私は夢にも思わなかったのだった。