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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

DNA研究のノーベル賞受賞者ジェームズ・ワトソン、人種差別発言で名誉職剥奪(呆)

遅ればせながら知った少し前のニュースで、DNA研究の米ノーベル賞受賞者、ジェームズ・ワトソンは死ぬまで悔い改めずに悪行を続けるつもりか、と呆れ果ててしまった。

CNNのサイトより。

CNN.co.jp : DNA研究の米ノーベル賞受賞者、人種差別発言で名誉職剥奪

DNA研究の米ノーベル賞受賞者、人種差別発言で名誉職剥奪
2019.01.14 Mon posted at 12:00 JST

(CNN) DNA研究のパイオニアとしてノーベル賞を受賞した米科学者のジェームズ・ワトソン氏(90)が、人種差別的な発言を繰り返したとして、かつて自らが所長を務めていた研究所の名誉職を剥奪(はくだつ)された。

ワトソン氏は1950年代、フランシス・クリック氏と共同で、DNAの二重らせん構造を発見した人物。今月2日に放送されたPBSのドキュメンタリーの中で、白人と黒人の知能検査では、遺伝子に起因する知性の差が出ると発言した。

ワトソン氏が1968年から93年まで所長を務めた米ニューヨークのコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)は、この発言を「事実無根の見境ない個人的意見」と位置付け、「科学的な裏付けを欠く非難すべき」発言と形容。「偏見の正当化を目的とした科学の不正利用」だとして非難した。

ワトソン氏は2007年の英紙サンデー・タイムズでも、「アフリカの展望については本質的に悲観的」な見解を持っていると述べ、「我々の社会政策は、彼らの知性が我々と同じだという事実に基づいている。だがそうでもないことが、あらゆるテストで示されている」と主張。誰もが平等であることは望ましいが、「黒人従業員を相手にしなければならない人たちには、それが真実ではないことが分かっている」と言い放っていた。

この発言をきっかけにCSHLはワトソン氏の役職を解いたものの、これまで名誉職は維持していた。

同氏は2007年の発言について謝罪したものの、今回のPBSのドキュメンタリーでは、自身の見解は変わらないと述べていた。

同氏は過去にも問題発言を連発し、1997年のサンデー・テレグラフ紙では、胎児に同性愛の遺伝子が見つかった場合などは、人工妊娠中絶を認めるべきだと語っていた。


実はワトソン(とクリック)がノーベル賞を受賞したDNAの二重らせん構造発見にも大きな「パクリ」というか盗用(データの盗み見)の疑惑がある。但し盗用認定が妥当かどうかについては激しい議論があるようだ。私自身はワトソンに対して極めて悪い心証を持っている。ちなみにこの件は、小保方晴子の研究不正が巷で大きな話題になった2014年に知った。

書くと長くなるので、ワトソン批判側に立つ記事へのリンクを下記に張っておく。


それにしても、ワトソンってまだ生きていたのか。憎まれっ子世にはばかるという諺を思い出したが、このレイシストは死ぬまで悪行を止めるつもりはないようだ。