一瞬、礒崎陽輔かよ、と呆れてしまった。
〈ただ、立憲の名を引き継ぐ新党名には「新党感がない」「政党名は投票で決めるべきだ」など多数の異論が出た。若手の衆院議員は「『立憲』だと左に寄った印象になる。与党に対抗する大きな塊として『民主党』をつくった方がいい」と訴えた〉https://t.co/yVSjUAwNxL
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2020年7月17日
「『立憲』だと左」かよ。誰だよ、そんなことを言った民民の衆院議員は。
立憲主義とはまぎれもない保守思想じゃないか。東大法学部卒の玉木雄一郎に効いてみたらどうだ。そんな言葉を「立憲デモクラの会」入りを山口二郎に誘われた時に「我々は曲がりなりにも革命を志していた、だからあんな立憲主義みたいな保守思想は嫌だ」と言って断ったという坂野潤治*1がそんな言葉を聞いたら、目を回して卒倒するぞ。
右派の政治家の立憲主義に対する認識はその程度か。2015年の安保法案の議論であれほど立憲主義が議論されたのに、全然進歩がない。これでは国民民主党を「立憲野党」に数え入れることができるかどうか疑わしい。
なお、昨年の参院選でめでたく落選した礒崎陽輔(この人も東大法学部卒だ)が2012年5月に下記のツイートを発している。
時々、憲法改正草案に対して、「立憲主義」を理解していないという意味不明の批判を頂きます。この言葉は、Wikipediaにも載っていますが、学生時代の憲法講義では聴いたことがありません。昔からある学説なのでしょうか。
— 礒崎陽輔 (@isozaki_yousuke) 2012年5月28日