昨日（4/13）は大阪府の新型コロナウイルス感染症新規陽性者が1099人に達した。東京都でも80人のN501Y陽性者が確認されたが、都は確か陽性者の約2割にしか変異株であるかどうかの検査をしていないはずだ。単純計算すれば昨日の東京都の陽性者のうち約400人がN501Yの感染者と計算され、それは全陽性者510人のうち8割近くを占めることになる。実際には種々の理由によってそこまでにはいっていないのかもしれないが、東京都でもN501Yが急拡大しており、大阪が1100人ならば東京では2千人を軽く超える日が遠からず来るのではないか。首長のネオリベ的な極悪性では東京も大阪と似たり寄ったりだし。
芸能人でも、後藤真希、貫地谷しほり、山本耕史の新型コロナ陽性が発表されたが、うち山本耕史は4月4日に東京五輪の聖火ランナーとして岐阜県を走っていたとのこと。その時に観客がいたのか、また山本がマスクをつけていたかどうかなどは一切知らないが。
そもそも3月21日に新規陽性者数が増加傾向にあったにもかかわらず首都圏3都県の緊急事態宣言が解除されたのも、聖火リレーに間に合わせるためではないかとの疑惑がささやかれていた。昨年からずっと続いているが、東京五輪開催の都合とやらが国内の新型コロナウイルス感染症拡大の大きな要因になり続けている。
それなのに、五輪の議論をタブーとする傾向がこのところますます強まっている。既に緊急事態宣言に入っていた昨年の今頃と比較しても今の方がずっと状況は悪いだろう。
いくら見て見ないふりをしていても、ウイルスは忖度してくれない。
