kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

池江璃花子選手の「政治的発言」を批判するのは、昨年の今頃、きゃりーぱみゅぱみゅ氏の意見を封じようとした加藤清隆の裏返しになってしまっている

 池江璃花子選手のツイートの件だけど、どうしてももやもやしたものが残る。「敵の思う壺」だと思わずにはいられない。特に、渡辺輝人弁護士の下記ツイートはいささか冷静さを欠いていると言わざるを得ない。

 

 

 上記ツイートは、去年の今頃大きな話題になった、きゃりーぱみゅぱみゅ氏のツイートに対する加藤清隆の反応の裏返しになってしまっている。下記は、ちょうど1年前の今日発信された加藤のツイートだ。

 

 

 こう書くと、1つのツイートだけを切り取って揚げ足を取るなと言われるかもしれないが、もともと140字以内という制約があるTwitterは、1つのツイートだけ切り取られてそれが一人歩きする大きなリスクを抱えている。

 去年の検察庁法改正案の一件では、時の安倍晋三政権及びそれを支持する右翼の側は、「まさかこれほど一方的な展開になるとは」と思えるほどの完敗を喫した*1。8月の安倍晋三辞任の引き金になったといっても過言ではない。

 現在、コロナの感染をこれまで見事に抑え込んでいたニュージーランドも、爆発的に感染を拡大させてしまったインドも、ともに五輪やスポーツの関係者たちが五輪の選手団を東京に送り込もうとしている。ニュージーランドではこの動きに対する世論の強い反発も起きていると聞く。

 このまま東京五輪の開催を強行すれば、日本は世界中にとんでもない災厄を撒き散らす恐れがある。普通に考えればどう考えても東京五輪開催など不可能な状態だ。絶対に開催すべきではない。五輪開催を断念させる戦いに負けるわけには絶対にいかない。

 そういう時に、スポーツ選手の政治的発言を封じようとしているととられかねないツイートを発信するのはあまりにも軽率ではないか。このように私は考える。

*1:余計なことかもしれないが、この時山本太郎は他の野党と足並みを揃えず、議論の場に出てこなかった。おそらく自らが他の野党に埋没して目立たないことを嫌ったと思われるが、その後の彼の凋落の予兆を示すものだったと思う。