国内の新型コロナ新規陽性者数は、東京や神奈川の下げ止まりが全国平均に影響を与える度合いが増え始めた。東京・神奈川以外では減少傾向が続いているが、東京・神奈川は明らかに下げ止まり、特に東京都は3日連続で前の週を上回る新規陽性者数になった。そのタイミングで緊急事態宣言が解除される異常さだ。
この記事は毎週出しているウィークリーレポートなので、2つのグラフと全国平均の推移を述べるにとどめる。データはNHKによる*1。
6月12日(土)から18日(金)までの1週間の新規陽性者数は10,563人(前週比24.8%減)、死亡者数は389人(同24.9%減)だった。週間の新規陽性者数は5週連続で減少し、死亡者数も4週連続で減少した。全国の多くでは感染の第4波は後期(あるいはもう末期)だが、東京都や神奈川県で第5波が立ち上がり始めている可能性が強まってきた。