国内の新型コロナウイルス感染症は、先週までの第4波から第5波への移行期から、明確に第5波の初期へとステージが進んだ。以下に昨年3月以降の新規陽性者数及び死亡者数の7日間移動平均対数プロットと、昨年10月以降の週間値リニアプロットのグラフ2種類を示す。データはNHK*1による。
7月3日(土)から7月9日(金)までの1週間の新規陽性者数は12,776人(前週比20.1%増)、死亡者数は107人(同45.7%減)だった。週間の新規陽性者数は2週連続で増加した。増加率は先週が3.4%に過ぎなかったのに、今週は前週比で20%も増えた。一方、死亡者数は8週連続で減少した。今週は前週の半分近くにまで減り、第4波による死亡者はあまり出なくなった。前述の通り、感染のステージは、第4波から第5波への移行期がほぼ終わり、明確な第5波の初期に入った。