前の記事が西浦教授の話題だったので、西浦つながりでスワローズの話題も取り上げることにした。
昨日(9/22)、今シーズン初めてプロ野球・セントラルリーグの首位に立ったヤクルトは、先ほど横浜スタジアムでの対DeNA3連戦の最終戦にも勝って首位をキープするとともに、開幕3連戦で3タテを食って以来一度も勝ち数と負け数の差(勝差)で並んだことのなかった阪神に、初めてゲーム差なしとした。昨日の時点ではヤクルトは阪神よりも7つ勝ちが少なく、6つ負けが少なかったために2位阪神に0.5ゲーム差をつけられていたが、やっと並んだのだ。
今夜のヒーローは「西浦先生」だった。
すわほー😆☂️☂️☂️☂️☂️☂️
— トオル (@tohru1tetsuto) 2021年9月23日
ミスドNiceピッチング✨
西浦先生、哲人キャプテンのホームランで勝利😆
首位キープ😆 pic.twitter.com/D4ELS0Lvii
「西浦先生」と言っても博教授ではなく直亨(なおみち)選手。奈良県奈良市の出身で、天理高校から法政大学に進んでスワローズ入りした。
今季のヤクルトは、開幕戦を接戦の末に落とすと、2戦目と3戦目に目も当てられない惨敗を喫して神宮で阪神に3連敗し、その後も阪神と読売に神宮で勝てない惨状が続いた。いや、読売戦に限っては過去形ではなく現在進行形で、まだ5戦全敗のままだ(松山でのホームゲームでようやく1勝したが、翌日には痛恨の逆転負けを喫した)。こんなチームが首位というのも珍しいだろう。もっとも阪神も、交流戦直前の甲子園球場で中日に1勝1引き分けで勝ち越したあと、3か月以上も甲子園でのカード勝ち越しがなく、今月3〜5日の対読売3連戦に2勝1引き分けとして久々に甲子園でカード勝ち越しを記録した。このようにホームゲームで勝てない球団同士が優勝を争うというのは、それだけ日本プロ野球、特にセ・リーグのレベルが落ちたということだろう。もっとも今年の交流戦ではパ・リーグが12年ぶりに負け越したから、パ・リーグにも弱体化の波は押し寄せている。
こんなざまだから、ヤクルトが本当にリーグ優勝できるとは阪神、もとい半信半疑というより、たぶんダメだろうと思っている。ましてやクライマックスシリーズで勝てるとは思えないし、日本シリーズに至っては万一出場できたとしても勝てるとは全く思えない。
しかし、先日阪神ファンの方から下記記事にいただいたコメントはうれしかった。これを是非紹介したいと思っていたところにヤクルトが6連勝したので久々にプロ野球の記事を書いたともいえる。
風来坊
ありがとうございます。
阪神の矢野監督は、前任者がガタガタにしたチームを就任1年目で3位によく持っていったなと評価しています。仰る通り、村上宗隆に対する暴言はいただけませんでしたが、あれは矢野監督と井上ヘッドコーチがプロ入りした時の監督の悪影響じゃないでしょうかねえ。
そう、「星野仙一の害毒」です。念のために調べてみましたが、矢野監督は1年目の1991年が中日の第1次星野政権最後の年で、井上ヘッドコーチは1990年から中日でのキャリアが始まっていますが、一軍で試合に出るようになったのはやはり1991年でした。2人とも1996年からの第2次星野政権でも中日にいて、矢野監督は1997年オフの大型トレードで阪神に移籍しています。2人とも星野仙一の支配下から離れて長いとはいえ、エキサイトした場面でプロ入りした年の暴力監督の悪影響が出てしまったのではないかと勝手に思っています。
ヤクルトは明日から神宮での中日戦ですが、いくら先月までカモにしていたといっても、先日ナゴヤドーム、じゃなかったバンテリンドームで審判の不手際のせいで負けた試合がありましたし、優勝争いしている時の中日戦には嫌なイメージがあります。10年前に落合博満監督を追い落とそうとした中日球団のフロントがあまりにも無能だったために、逆に中日の選手たちの闘志に火をつけてヤクルトが目前の優勝を逃したことは今もトラウマになっています。また、立場が逆になりますが、中日の星野政権時代に星野の胴上げを見せつけられたことが2度もありました(1988年と1999年)。昔、落合監督は「優勝争いをしている時の横浜戦は『負けられない』から嫌だ」と言いましたが、今回のスワローズはそのベイスターズ戦は首尾良く乗り切ったものの、次の中日戦が大いに心配です。
まあせめて、読売にだけは優勝させたくないものです。もしヤクルトがダメな場合は、私も阪神を応援します。
江川なだけに、吉村のことは援護するんですかね(野球とは投打が逆ですが)。余談ですが、阪神ファンの私ですが、いつぞやの村上選手に対する矢野監督と井上ヘッドの罵詈雑言がチンピラレベルで酷かったので、今年だけはヤクルトを応援しています。ロッテとの日本シリーズになれば史上初なので、期待しています。讀賣とその亜流のソフトバンク(王会長、工藤監督、小久保ヘッド)はくたばれ(笑)。