kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「東京8区出馬は立憲民主党が決めたことで山本太郎は被害者であるかのような擁護論がある」そうだ(by 神子島慶洋氏)。噴飯もの。×××新選組は立民の二軍なのか?

 神子島慶洋氏のツイートより。

 

 

 そんなエクストリーム擁護論まであるのか。

 山本太郎は「×××新選組」という、名前は暴力団みたいだが政党の代表だ。なぜ政党の長の選挙区を他の政党が決めるなどという荒唐無稽な話が出てくるのだろうか。それとも「×××新選組」は立憲民主党の二軍なのだろうか。阪神ジャガーズ*1かよ。

 

 

 リンク先の共同通信の記事は昨日弊ブログでも取り上げたが、小沢一郎の名前が出ていて、9月中旬に山本太郎と会談したと書かれている。そこで小沢が山本に東京8区を紹介したとでもいうのだろうか。まさか。東京8区には立民に候補予定者がいるのだから、立民の一兵卒である小沢がこの選挙区を紹介するはずがない。合理的に考えれば、この時に山本が小沢に「東京8区から出たい」とおねだりした以外の可能性はあり得ない。しかもこの選挙区には他ならぬ新選組に辻村千尋という候補予定者がいた(現在は比例北陸信越ブロックに転出)。山本は、自分の立候補がこれまでの辻村氏の活動を無に帰することなど全く意に介さなかった。冷酷非情な人だと思う。

 

 

 朝日にはオザシンの佐藤章とかヤマシンの鮫島浩などがいたけれども、2012年に紙面を挙げて日本未来の党を応援し、今回もまた山本太郎側からのリークを垂れ流した(と私は確信している)東京新聞みたいに「一線を越える」ことはなかったように思う。民主党政権時代(2009〜12)の朝日にはアンチ小沢色が強く、オザシンたちの怨嗟の的だった*2。今回の一件で、やはり朝日と東京新聞との間には大きな差があることを改めて感じた。

 

 

 確かに南彰記者は「都連幹部」と書いている。これだと長妻昭手塚仁雄になる。ほんまかいなと私も思った。また小沢一郎(や平野博文)の名前が出てこないのも奇異の念を持った。民主党政権時代とは違って、朝日がずいぶん小沢寄りになってしまったとはいえるかもしれない。

 

 

 何度も書くけれども、この「既成事実化」は自民党の得意技だ。もっとも失敗に終わってしまった点で自民党には及ばなかったといえるかもしれないが。

*1:1954年から56年までの、阪神タイガース(昨日の試合は最後まで気を抜けなかった。マクガフがマルテに逆転3ランを打たれる可能性があった)の二軍の名前。

*2:当時の朝日は主筆船橋洋一だったためもあるかもしれないが。